先日京都で宿泊したホテル近くには、偶然にも神田明神様が御鎮座されていたので、お参りさせていただいた。
東京に住んでいながらも、神田明神様は近頃はとんとご無沙汰で、お参り出来ていなかった事に対してのメッセージなのかしらん?と内心焦り、東京に戻って、いの一番にお伺いしたのだった。
神田明神 隋神門
久しぶりにお伺いすると、隋神門の前に佇むだけで、その御神気の凄さに圧倒されてしまう。
隋神門左側の手水舎で清めさせていただき、境内にお邪魔する。
狛犬さん達にもご挨拶させていただき
こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
この日は平日だったのにも関わらず、ひっきりなしにサラリーマンらしき方々がお参りしている姿が目に入った。
やはり、東京で仕事をしているのならば、神田明神様にお参りさせていただくことは必須なのだろうと思いつつ、自分自身のOL稼業を鑑みると、イマイチ自分の実力を発揮出来なかったというのは、こちらでのお参りを怠っていたことも一つの要因だったのだと、改めて感じてしまった訳でして。
久方ぶりにお参りさせていただくと、境内に平成30年12月、神田明神文化交流館というものがオープンしたということもあり、神社らしからぬ近代的な雰囲気が漂っていた。
神田明神文化交流館
なのでだいこく様尊像や
えびす様尊像も以前にお伺いした時とは違うところにあり
ある種のマーケティング的なものは感じたのだけれども、神社を身近に感じられる神田明神文化交流館というものは良い施設だと思った。
1階にはお守り等授与所があり、そして神田明神オリジナルのお土産や、モダンな神棚・神具、神社関連の書籍などが販売されているショップや、軽食可能なカフェがある。
もし自分が東京に観光がてらお参りに来たのだとしたらならば、こちらでしこたまお土産類を購入するだろうと思わせるような素敵なラインナップだった。
けれども、旅行で散財してしまった後なのでお土産類を購入することは自粛して(笑)、とあるお守りだけをいただき、境内を散策。
境内にある末社にもお参りさせていただいた。
水神社(魚河岸水神社)
小舟町八雲神社
大伝馬町八雲神社
江戸神社
浦安稲荷神社
三宿・金刀比羅神社
末廣稲荷神社
合祀殿
すっかり忘れていたけれども、神田明神は国学発祥の地だったということを、この碑を見て思い出した。
国学発祥の碑
銭形平次の碑
そして獅子山に辿り着く。
獅子山
ここ数年、関西の神社仏閣に魅了されて、そちらでお参りさせていただくことが多かったけれども、やはり自分が住んでいる土地の神仏はおろそかにしてはならないということを、神田明神様に久方ぶりにお参りして感じた。
もちろん、関西の神社仏閣は大好きなので、これからもお参りさせていただきたいと思っているけれども、それと同じ位、自分が住んでいる土地にいらっしゃる神社仏閣にもお参りさせていただくことが必要なのだと実感した、意義ある参拝が出来た。