國學院大學博物館に到着。
こちらはなんと入館料が無料だったりする。
この日まで企画展ということで、『祭祀と神話~神道入門』という展示も行われていた。
モダンな大学校舎の地下にその博物館はある。
そして中にお邪魔した。
最初に校史展示室があり、國學院大學とその設立母体である皇典構究所関連の資料やコレクションが展示されていた。
ここで印象に残ったのは、折口信夫が晩年を過ごした「叢隠居」という書斎が再現されているところだった。
折口信夫と言えば『死者の書』が有名だけれども、私は未だ完読出来ていなかったので、これを機会にちゃんと読みなおそうと心に決めた(涙)
ホント私ってまだまだ勉強が足りないなぁと実感しつつ、次の考古エリアへ。
この考古エリアだけフラッシュを焚かなければ写真撮影OKということだった。
日曜日のお昼過ぎという時間帯もあってか、思ったより見学している人が多かった。
銅鐸や
土器などが陳列されている。
真ん中にあるのは、挙手人面土器という珍しいもの。
その他にも勾玉や
埴輪などがこれでもか!という位に陳列されていた。
ある意味とっても贅沢な空間だったりする。
そして考古エリアでやはり一番気になったのは、こちらだった。
懸仏や
仏像、神像などが所狭しと並んでいた。
人々の祈りというものを、ひしひしと感じながら。。。
そして神道エリアに向かった訳なのだけれども、神道エリア入口に大神神社についてフューチャーされているブースがあって、大画面の前に大きな岩のレプリカがあった。
そして大画面には三輪山と思われる山の中の光景が映し出されていて、ブース手前に設置されているボタンを押すと、数分程度にまとめられた大神神社の映像が映し出された。
その映像を見ていたら大神神社というところが、日本各地にある神社の中でも重要なものであるということを再認識させられた。
他にも神社の四季の祭りということで、日本各地にある有名神社のお祭りの映像が見られるブースがあったり、石清水八幡宮の供花神饌などが見られたりして、とても勉強になる部分が大きかった。
そしてこの神道エリアで一番印象に残ったのは、再現された「吉田神道行事壇」だった。
吉田神道の地である吉田神社というのは2017年1月に京都に行った際に、お伺いしたいと思っていたけれど、結局行けなかった場所だった。
吉田神道というのは、密教の儀式を部分的に模倣し、新しい儀式や祈祷の形式を作り出したという事で知られている。
こちらの神道エリアは写真NGだったのでこの「吉田神道行事壇」を写真に収めることは出来なかったのだけれども、炉を中心とした八角形の壇というものが、本当に一種独特の雰囲気を醸し出していた(気になる人は「吉田神道行事壇」と画像検索して見てみて下さいませ)
そして企画展を見学させていただき、最後にアンケートに答えると國學院大學博物館のミニパンフレットのようなものを頂戴することが出来た。
そして國學院大學博物館を後にした。
今回こちらを見学させていただいたことにより、自分の神社関連の知識がほんの一握りだと言う事を自覚することが出来たのが一番の収穫だった。
まだまだ学ぶことは多い。
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