先日突発的に長野に行ってきた。
一番の目的は善光寺にお参りに行く事。
何故か善光寺に行かなければと思い立ったのは不思議だったけれども、こういう直感的なものには従った方が良いと思って、新幹線に飛び乗った。
突発的だったので日帰り。
朝8時30分頃に長野駅に到着。
今回は午前中に善光寺、午後に戸隠に行ければ良いと考え、アルピコ交通の長野駅前案内所で「戸隠・善光寺1日周遊きっぷ」を購入した。善光寺の醍醐味はお朝事に参列することだとは分かっていたけれど、前泊若しくは夜行バスに乗って早朝に到着するしかないので今回は諦めた。
昔、まだ神社仏閣巡りを趣味にしていない頃、ライブを見に長野に行った際に宿泊していたので翌朝善光寺にお伺いしてお朝事で御数珠を頂戴したことはあるけれど、その頃はその有り難みが全くもって分かっていなかった。
当時は神社仏閣についての知識は皆無に等しく、善光寺が無宗派の単立仏教寺院であること、そして実際には二つに別れていて、善光寺大本願が浄土宗、善光寺大勧進が天台宗、住職は「大勧進貫主」と「大本願上人」の両名が務めるということを全くもって知らなかったので、大本願・大勧進にはお参りしなかった(そもそもその存在すら気付いておらず)
今回たまたまだけれどもKindle Unlimtedで読んでいた善光寺大本願鷹司誓玉上人の御本にもいたく感銘を受けて、一度は大本願にお参りに行きたいと思っていた。
バスで長野駅から善光寺大門まで移動して、歩みを進めると仁王門が見えてきた。
仁王門手前に大本願がある。
平日ということもあってか、観光客の姿はまばらで、大本願に向かう人が居ない中、そっとお邪魔させていただくような気持ちで大本願の中に入る。
尼僧寺院ということもあるのか、境内はとても優しい気に満ちているような気がした。
それぞれの神様・仏様にお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
時間があれば宝物殿も見たかったけれども、善光寺の11時の法要には絶対参列すると決めていたので、今回は泣く泣く見送った。
その代わりと言ってはなんだけれども、今回大本願で絶対入手すると決めていたお守りを頂戴した。
それは「ひとにぎり地蔵」様のお守り。
善光寺大本願鷹司誓玉上人の御本にも書かれていたのだけれども、実物もやはりとても良い気を放っていた。
「ひとにぎり地蔵の安らぎ」
善光寺大本願でもさまざまなお守りをお分けしております。なかでも人気を博しておりますのが、長さ九センチほどの「ひとにぎり地蔵」でございます。これはお線香を練り込んだ陶製で、敬虔な信徒さんがぎゅっと握ったあとがついており、一つひとつになんともいえない安らかなお顔が描かれております。
不安な時、気持ちが落ち着かない時などに握りしめると心が不思議と安らいでくるという方が多くございます。
〜『おかげさまの命を生きる』より引用
私は「金のほっぺのひとにぎり地蔵」様を頂戴しました。
またこちらのお守りはお守り袋もあるということで、さまざまな柄があるうち、龍があしらわれていた袋があったので、こちらをお願いした。
頒布所の係の方のご対応も懇切丁寧で、こちらが恐縮してしまうほどだった。
そして大本願を後にして仁王門へと歩みを進めた。