奈良のまほろば館に行く前に、日本橋三越の屋上にある三圍神社(みめぐりじんじゃ)というところにお伺いしました。
さすがにクリスマス前ということもあって、華やかな雰囲気の入り口。日本橋ということもあってか、来ているお客さんもそれとなくセレブっぽい感じで、若者をあまり見かけませんでした。。。
新館というところから入ったらしく、7階にある催事場をウロウロして、屋上に行く道を探していたけれど、ちょうどお歳暮シーズンと新潟の物産展が相まって、すごい人だった。しかし催事場で200万円の絵が、新潟の物産展から漂ってくる焼き魚の匂いとともに、普通に展示されているのは、さすが老舗デパートねーとか思いつつ。
屋上に行く階段を見つけたので、そこから屋上に出てみると、都心とは思えない程の空気の抜け感。セレブのお子様達が走り回っている中、一人神社を目指すちょっと危ない人になっていた、、、
三越のHPから引用させていただくと
文和年間(1352年~1356年)の頃、近江三井寺の僧源慶が東国を巡錫中、墨田川牛島のほとりの弘法大師建立になる、荒れはてた小堂に立ち寄った際、その床下より現れた壷をあけると、その中より忽然と白狐が現れ、壷の中の宇迦之御魂命の神像のまわりを、三度めぐっていずこともなく消え去ったので、爾今この社を「みめぐり」(三圍)とよばれるようになったと伝えられております。
また元禄六年の旱魃の際俳聖其角は、この社に「夕立や田を三めぐりの神ならば」と一句献じますと、翌日早速雨が降ったといわれております。
爾来何でも願い事の叶う縁起のよい神として、大正三年九月二十一日、当屋上に遷座されて以来広く庶民より崇められております。
って事で、こんなところでも弘法大師様のお名前を拝見するとは思わなかったので、びっくりした。
デパートの屋上なのに、きちんと手水舎もあるんです!
こちらもHPを引用させていただくと
三圍神社本社境内にある大黒神は、隅田川七福神の一つとして広く知られております。
当屋上に奉斎する大黒天は「活動大黒天」といわれ、福徳を授かる動的な御姿をあらわし、台所を司る神として広く崇められております。ご利益を祈願すると、その霊験あらたかな「三圍神社」及び「活動大黒天」は、商売繁盛と幸運をもたらす神として、江戸時代より庶民に親しまれ敬愛されております。
ということで、さすがデパートの屋上に鎮座しているだけあって、商売がうまく行くようにって祀られているんですね。
こちらはお稲荷さん特有の空気感だった。いろいろ感じるところはあったけれど、多分、ここにも来なくてはならなかったんでしょうね、ということで。
この写真は講演が終了後に撮ったので、辺りが暗いのですが、来た時には丁度奈良県五條市のゆるきゃら「カッキー」ちゃんがいらっしゃいましたが、あまりのひと気のなさに、近づいて写真が取れなかった。。。天橋立で見た「かさぼう」さんを彷彿とさせるような、人々のスルーっぷりに涙が出そうだった(笑)
春日大社の方の講演は、内容が充実していて大変ためになった(またまとめますー)講演が終わった後、ショップで奈良の名産品を見ていたら、ついついいろいろ買ってしまった。つか室生寺のクリアホルダーとかここで売ってたんだ、、、と。
興福寺のしょうが湯
線香「薫風」
と、東京に居ながらにして奈良を満喫できるスポットでした。
ちなみに、こちらの近くには三重県のアンテナショップの三重テラスも近くなどもあるので、神社仏閣好きには楽しめるスポットだと改めて気付くことが出来たのでした。