出雲大社東京分祠から乃木坂方面に歩いていく。
徒歩約10分で乃木神社到着。
乃木神社 一の鳥居
狛犬さん
乃木神社、平日のお昼頃に行くと、近隣のサラリーマンやOLの憩いの場と化していて、結構人は多いのだけれど、この日は日曜日ということもあって人もそれ程多くなく、落ち着いて参拝が出来た。
六本木OLしていた時に、腑に落ちないことや、迷いを抱えていた時には、お昼休みに来ては乃木神社に参拝させて頂いていた。何が自分にとって一番正しいのか?ということを、教えて頂ける御祭神だと私は思っている。
乃木神社に来ると思い出すのは、やっぱり三島由紀夫の『春の雪』と、乃木将軍夫人が伊勢神宮に参ったエピソードだったりする。乃木将軍夫人が、旅順を陥落させたまえと一心に祈念した際に「旅順は陥落させる、そして、(乃木将軍夫妻の)子供は全て召し上げる」との声を聞いた、という逸話。
乃木神社は結婚式を挙げられる神社としても有名で、この日も結婚式の下見に来たカップルの姿などが見られた。
明治天皇に殉じられるまでの30有余年のあいだ、常に将軍の意を体して忠孝・質素・仁愛の志が厚く、内助の功を尽くされ、妻として乃木将軍に殉じられた静子夫人の淑徳清操のご生涯もまた世の尊崇を集め、共に夫婦和合の神として祀られています
~乃木神社 HPより引用
手水舎
二の鳥居
拝殿
こちらで参拝すると、いつも身を正していかなければならないような「鋭さ=神気」を感じる。参拝していたら、拝殿内で作業をされていた神職の方が、私の前をよぎらないようにと、参拝を終えるまで待っていて下さっていた。
こういうことをして頂ける神社って、本当に少ないので、びっくりしたと同時に、この参拝する度に感じる「鋭さ=神気」が保たれているのは、乃木神社で奉職されている方々の献身によるものも大きいのだと思った。
御守授与所で御朱印を頂いて、書いて頂いている間に宝物殿を見学した。御殉死の刀などが展示されている。自分は果たして何かのために、死というものを選択できるのだろうか?など自問自答しつつ見学した。
宝物殿を見学後、御朱印帳をピックアップして、境内社・赤坂王子稲荷神社へ。 乃木夫妻が崇敬していた王子稲荷神社を勧請して昭和37年に創立されたものということ。
赤坂王子稲荷神社
そして隣接している旧乃木邸へ行ってみたのでした。