大本堂にお参りした後に、大本堂の裏手に回ると、大日如来さまがいらっしゃった。。。
大日如来
事前に詳しく調べるということをしていなかったので、こちらにお伺いしてそのお姿を拝見した際には、度胆を抜かれてしまったというのが正直な感想だった。
まさか大本堂の裏手に、大日如来さまがいらっしゃるとは思っていなかったもんで。。。
そして、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
大日如来さまと言えば、やはり必然的に高野山のことを思い出している自分が居た。
壇上伽藍でお目にかからせていただいた、大日如来さま。
初めてお伺いした際には、そのお姿を拝見して、しばらく動けなくなっていた。そして、壇上伽藍内で、宇宙を感じたことを思い出した。
大日如来さまは宇宙の全てを司る中心的な存在のお方でいらっしゃる。
そして、その大日如来さまの化身が、不動明王さまということを考えると、大本堂で不動明王さまを拝むことによって、必然的に裏手にいらっしゃる大日如来さまを拝んでいるという格好になるというのは、素晴らしいことだなぁと思ったりして。
そして、こちらの大日如来さまを守るかのように四天王の姿があった。
この四天王が大日如来さまを囲んでいる光景を見たら、昔高野山の霊宝館で購入した『曼荼羅と星』という本の世界を思い出してしまった。
そして、大日如来さまの裏手には、地主神が御鎮座されていた。
独特の、雰囲気。
このプチ曼荼羅と言うべき世界を堪能した後、境内を散策。
愛染明王
こちらはメディア等で、縁結びにご利益があるパワースポット的に紹介されているので、ご存知の方も多いかと思われます。
微笑観音
意志不動
こちらのお不動さまもかなりお力が強く感じました。
目黒不動尊と言えば、10月に行われる有名なお祭り「甘藷祭り」に所以しているのだろうと思うのだけれど、境内にはサツマイモが栽培されていた。
ちなみに何故目黒不動尊で甘藷祭り?と言うと、青木昆陽(あおきこんよう)さんという、江戸時代の学者さんが目黒に住んでいて、10月12日が命日ということもあり、10月にこのお祭りが執り行われているそうでして。
青木昆陽さんは、甘藷先生と呼ばれた、さつまいもの普及につとめたお方だそうです。
鐘楼堂
八大童子の山
護衛不動尊
延命地蔵尊
決して広いとは言えない境内に、これだけの仏様がいらっしゃるということに驚きを隠せなかった。
そして、御本堂に向かって一礼した後、今度は女坂を下って行った。
するとそこには、全てを切り裂くような剣が祀られていて
神変大菩薩という見覚えのある名前が刻まれていることに気付く。
神変大菩薩、それこそ役行者さまの別のお名前なのだ。
この場所からちょっと下ると、役の行者倚像があった。
役の行者倚像
都内、しかも目黒という東京のど真ん中で、大日如来さまや役行者さまなど、私が好きな高野山や吉野に関する仏様にお会い出来たことに喜びを隠しきれなかった。
と同時に、奈良方面への望郷にも似たような気持ちが込み上げてきた。
私、生まれも育ちも東京なのにね、と一人苦笑してしまった(笑)