京阪電車のお得な切符を利用して、宇治線に乗車し三室戸駅に到着。
ここから歩いて三室戸寺を目指す。
駅から真っ直ぐ進んでいったら、15分程度で三室戸寺が見えた。
三室戸寺
受付で拝観料を支払い、中にお邪魔すると新羅大明神さまがお祀りされていたので、いつものように、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
旅から戻って、新羅大明神さまについて調べてみたら、三井寺の守護神だということを知りまして、ちょっと驚いてしまった(この旅の最終日、急遽予定を変更して三井寺にお伺いしたもので、、、)
と、この時はそんなことは露知らず、山門を潜り
途中いらっしゃった薬師如来様にもお参りさせていただき
本堂へと向かう石段前に到着。
なかなかの段数だけれども、やはり自分史上一番の石段は身延山の菩提梯だと思っておりまして
あの石段に比べれば!と思い石段を登り切った。
こちらの手水は「霊水・不動水」と言うことで、お不動様がいらっしゃる有難い手水。
こちらで清めさせていただいた後に向かったのは、宇賀神様のところ。
今回三室戸寺にお伺いしたいと思ったのは、こちらのインパクト大の宇賀神様の存在を知ったからだった。
こちらの宇賀神様は、髭をなぜると健康長寿、耳をなでると福がつき、蛇の尾をなでると金運がつくというもの。
撫でる系のものはどちらかと言うと苦手なのだけれども、嫌なカンジは全くしなかったので撫でさせていただいた。
そして本堂へと向かう。
本堂
本堂に近づくにつれ、とてもたおやかで優しく、そして暖かいものを感じた。
観音様から発せられるものなのだろうと思いながら、お線香を焚向け
こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
観音様、大好きだな。
万人に分け隔てなく、お優しい。
そして、境内を歩いていたら親鸞様の父・日野有範の墓というものがあった。
親鸞の父・日野有範の墓
こちらは親鸞様の娘、覚信尼が祖父の有範の墓上に阿弥陀堂を建てて菩提を忌ったと伝えられているということだった。
三室戸寺で親鸞様のお名前を見るとは思っていなかったので、やはり自分で動かないと分からないことって多いと再認識。
鐘楼
浮舟之古蹟碑
三重塔
十八神社
一通りお参りさせていただいた後、納経所で御朱印をいただいた。
急げば、宇治にある神社仏閣も廻れたのだろうけれども、余りの心地よさにしばらく三室戸寺で佇むことにした。
この日は夏日を思わせるような気温で汗だくになってしまったのだけれども、本堂が見えるベンチに座っていたら、時折涼しげな風が吹いてきて、それだけで癒されるような感覚になった。
観音様のお優しいお気持ちが風に乗って吹いてきたような、そんな、カンジ。
そして庭園を散策してみる。
三室戸寺はアジサイ寺として有名らしいけれども、新緑の季節の美しさも見事で
人が殆ど居ない庭園を満喫出来た。
この日の参拝は三室戸寺で終了。
一人旅というのは頼るのが自分だけしかいないので、無理して体調を崩したとしても誰も助けてくれないというものあるし、石清水八幡宮と三室戸寺にお伺い出来たことに満足しきったということが大きかった。