河合神社を後にして、京都行きのバスに乗車。
そして河原町五条というバス停で降車して歩く事数分で市比賣神社に到着した。
女優の羽田美智子さんの御本『羽田美智子 私のしあわせ京都あるき』でこちらの神社が紹介されていたのを目にして、一回はお伺いしてみたいものだというミーハー心でお伺いした神社だったりする(笑)
しかし事前でネット等で情報収集をした際に、マンションの1階にある神社だと言うことを知り、内心(どうなんだろう、、、)と思っていたところでもあった。
実際お伺いしてそのお社を目の当たりにした際には、都会にある神社、というのが第一印象で、特段何も感じることは無かったのだけれども、気を取り直して境内にお邪魔させていただいた。
手水で清めて
鳥居を潜り、市比賣神社の拝殿でこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく。
とても、ふんわりとした雰囲気だった。
そして歩みを進めて、稲荷神社と天之真名井に到着する。
決して広いとは言えない境内だったけれども、やはり多くの女性から慕われていた神社ということで、祈りの力をひしひしと感じてしまったところでもあった。
そして写真を撮らせていただくと、感応するかの如く光が差してきた。
女人守護ということで有名な神社だけあってか、私がこちらにお伺いした際には、参拝客は全員女性だった。それだけ女性を惹きつける力があるとも言えるし、実際にお参りさせていただいても優しい印象しか受けなかった。
そして御朱印を頂戴して京都駅に戻る。
お昼を食べていなかった事に気付き、伊丹空港行きのバスに乗車するまでサクッとランチを済まそうと、京都駅ビル「SUVACOジェイアール京都伊勢丹」3Fにある「はしたて」さんでお昼限定メニューなるものをいただいた。
とても上品なお味で美味しゅうございました。特に鰆のかぶらあんかけ丼は、1月の寒さの下の神社参拝で冷えた身体を温めてくれた秀逸な一品でした。
ちなみにこちらは一人でも入りやすくて、なおかつ京都らしいお食事がいただけるので、お勧めのお店です。
そして伊丹までバスに乗り、快適なフライトで東京まで戻った。
今回の旅は最終日を除くと、雪に見舞われたりして結構大変な旅だったけれども、その分思い出深い時間を過ごすことが出来た。
旅というのは人生と似ている。
安穏とした時間を過ごしていると、変わり映えの日々を過ごすが故、ある程度の予測がつくような生活となってしまい、さほど記憶には残ることは無いのだけれども、予想に反するような起伏に満ちた時間を過ごすことは、どんな経験であろうと鮮やかな記憶となり、そして様々や気付きや考察などを得ることが出来る。
それはやはり、ネットや書物などから得た知識では無く、自身の身を以て体験するしかないのだろう。
それが、生きているということのなのではないかと。