ずっと気になっていた~京都・今宮神社にお伺いしました

安井金比羅宮から四条河原町まで歩いて行き

46系統のバスに乗車して、今宮神社に到着。

以前上賀茂神社へお伺いする最中、バスの車窓から見たこの楼門がとても美しく、それ以来ずっと気になっていた神社だった。

狛犬さん達にもご挨拶させていただき

楼門を潜ると

歴史を感じさせる佇まいの境内だった。

手水で清めて

拝殿へと向かう。

拝殿

こちらの狛犬さん達にもご挨拶して

更に歩みを進めると本社へと辿り着く。

本社

こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく。

本社には大己貴命様、事代主命様、奇稲田姫命様がお祀りされているのだけれども、その左側に御鎮座されているのが疫社。

疫社

素盞鳴命様が御鎮座されているということで、八坂神社同様、御霊会に関連している神社だということを実感しながらも、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。

今宮神社をネットで調べると、お参りすると玉の輿に乗れるご利益がある「玉の輿神社」として有名だと言うことを知る。

その所以は、お玉の方と呼ばれていた徳川三代将軍家光の側室で、五代将軍綱吉の生母である桂昌院が崇敬していた神社であるということ、そして世によく知らせている「玉の輿」の語源は、八百屋の娘から将軍の側室まで上り詰めた桂昌院のことだとする説もあるということだそうで。

そういうお方が崇敬されていた神社ということもあるのか、とてもふんわりとした雰囲気が漂っているような気がした。

織物の祖師と言われる栲幡千千姫命様もお祀りされているお社があったり

織姫社

阿呆賢(あほかしさん)という重軽石があったりする。

阿呆賢(あほかしさん)

病弱な者はこの石に心を込めて、病気平癒を祈り、軽く手で撫で身体の悪きところを摩れば、健康の回復を早める

と書かれていたので、軽く撫でさせていただき、自分の具合の悪いところを摩ってみた。

私触る系のものは苦手なので、普段はあまりこういうことはしないのだけれども、こちらの阿呆賢さんからは特段嫌なものは感じなかったので。

そして境内を散策すると、多くのお社が御鎮座されていることに気付いた。

八社

大国社・蛭子社・八幡社・熱田社・住吉社・香取社・鏡作社・諏訪社がお祀りされている。

八幡社

大将軍社

若宮社

稲荷社・織田稲荷社

決して広いとは言えない境内にこれだけの神様が御鎮座されていたことに驚きを隠せず、それぞれのお社でお参りさせていただいた。

そして社務所にお伺いして御朱印を頂戴した。

御朱印は2種類あったけれども、見開きで書かれているものの見本が素敵だったので、そちらを頂戴することにした。

この御朱印は「やすらい祭」で使用される花傘のスタンプが押されたとても美しい御朱印で、ホント御朱印って一種のアートだなぁと思ってしまった程だった。

「やすらい祭」というのは

今宮神社の「やすらい祭」は悪疫退散を祈る祭である。

春は万物がよみがえる季節だが、疫病の神も活動を再開する。その昔、悪疫は花の精にあおられて空中に飛散し四方に広まると考えられていた。この悪疫を囃子や歌舞によって追い立て欺いて花傘に宿らせ、今宮神社の神のもとに送りこもうというのである。

もともと鎮花祭と御霊会が結びついた祭なので、春の祭らしく明るくて華やかである。

~中略~

広隆寺の牛祭、鞍馬の火祭とともに京の三大奇祭の一つとして有名だ。

~『京都のお寺神社謎とき散歩―歩いて訪ねる古都のご利益さん』より引用

というもので、毎年4月の第二日曜日に執り行われるとのこと。

その御朱印の美しさに感動しつつ、境内を後にしようとしたら

石畳の上にお社があることに気付いたので、そちらにもお参りさせていただくことにした。

月読社

そして石畳途中にはお稲荷さんも御鎮座されていた。

地主稲荷社

そして石畳を降りた近くに、可愛い干支のオブジェがあったので思わず写真に収める。

今宮神社と言えば有名なあぶり餅も食してみたかったけれども、時間に限りがあったので、これは今度お伺いした時のお楽しみとしておこう、と今宮神社を後にした。

玉の輿神社として有名なところだということで、私がお伺いした時は、参拝客がほぼ女性だったけれども、外国人観光客の姿も無く、とても落ち着いてゆっくりと参拝できた、超私好みの神社でした。

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