白雪の神狐~比叡山・星峰稲荷社

延暦寺会館に宿泊した人は、翌朝の根本中堂の朝のお勤めに参加できるということで、朝起きていそいそと身支度を整えて、6:45頃に延暦寺会館を出発(冬季の根本中堂の朝のお勤めは7時からと遅めの時間)

誰も居ない延暦寺境内を転ばないように慎重になりながら歩いて行く。

根本中堂向いの文殊楼へと繋がる石段は閉鎖されていた。

そして根本中堂に到着。

根本中堂前に到着した際には扉はしまっていたけれども、ほどなくしてお坊さんが現れ門が開かれた。

そして朝7時からのお勤めが始まり、薬師如来様に祈りを捧げる。

宿泊客の名前を読み上げて下さっていたことにも感謝した。

ただ(私が参列した)根本中堂の朝のお勤めはお坊さん数人で行っていた本当にシンプルなものだったので、それこそ永平寺や久遠寺など百人近くのお坊さんが参列されている他宗派の本山での朝のお勤めを想像したらがっかりするかも、なんて思ったりもした。

まぁ比較してはいけないんですけどね。

そして延暦寺会館に戻り、朝食をいただいた後チェックアウト。

再び東塔エリアを巡る。

まずは文殊楼に向かう。

まだ朝の9時前ということで、参拝客が居ない境内を歩けたということは、延暦寺会館に宿泊した人の特典ということなのだろう。

文殊楼内にお伺いするのも久しぶりだったのだけれども、文殊楼の中の階段ってこんなに急だったっけ?と思いつつ、中にお邪魔した。

文殊楼内は写真撮影禁止なので、写真は無しです。

そして文殊楼を後にして

向かった先は星峰稲荷社。

こちらには荼枳尼天さまがいらっしゃる。

延暦の昔、荼枳尼天が白雪の神狐のお姿となって、この地、星の峯においでになりました。そして、諸人の罪や穢れをはらい、福徳を施してくださいました。

と書かれている案内版を見て、荼枳尼天様がこの地に見事な白い尾をなびかせながら、この白銀の雪に同化するかのごとく舞い降りた姿が目に浮かんだ。

狐さん達にもご挨拶。

久しぶりだね、と言われたような気がしながらも、再びお目にかかれたことで、心うきうきしている自分。

そしてこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。

今回この白銀の世界という、雪によって清められた比叡山の星峰に御鎮座されている荼枳尼天様の元にお参りさせていただけたことも、決して偶然ではないのだろう。

そして大黒堂でもお参りさせていただいた。

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