やっとの思いで、貴船神社に到着した。
もうこの時点で15時過ぎていたので、慌てて本宮へと向かう。
今回も夜間雪見参拝は開催されないということで、ライトアップされた貴船神社を見ることは叶わなかったけれども、雪に覆われた本宮までの石段は美しく
それだけでも満足だったのだ。
そして手水で清めた後、
授与所にお伺いして誕生日祈願の申込をさせていただいた。
貴船神社は誕生日祈願という御祈願をされているところで、この御祈願は誕生日当日でなくても誕生日前後ならば申込むことが出来る。
この世に命を授かった尊い日でもある誕生日に、貴船大神様の御神気を受けられるように祈願していただけるとのことで、誕生日近くの日に貴船にお伺いする機会があるのならば受けてみたいと思っていた御祈祷だった。
貴船神社の御祈願の受付が15時30分までということで、焦っていた訳なのだけれども、無事間に合い、御祈願していただくこととなった。
こんな時間だったので、御祈祷を受ける人は誰もおらず、一人殿内に案内される。
今まで立ち入ることの無かった殿内は、やはり境内とはちょっと違った空気感に包まれているように感じながらも、椅子に座り、御祈願を待つ。
すると神職の方がお見えになりお祓いしていただいた後に祝詞を奏上され、私の誕生日を神様にお知らせいただくと共に今後の発展等お祈りして下さった。
今までいろいろなところで御祈願させていただいたけれども、貴船神社の誕生日祈願はこれまでになく、自分の魂が喜んでいることに気付き、やはり生まれて来て良かったと思えたと同時にこの命を授かったことの有難さからなのか、涙が出て来た。
そして仕上げ(?)に頭上で鈴を振っていただいたのだけれども、これが本当に凄くて鈴を振っていただいた瞬間に新たな氣が入ってくることがありありと感じることが出来て、スッキリ感が半端なかった。
最後に玉串奉奠をさせていただき、御祈願は終了。
神職の方にお礼を述べて殿内を後にした。
誕生日祈願は通常の御祈願とは違い、神社の御札などでは無く、好きなお守りを一体いただけるということで、やはり龍好きな私は黒地に金色の龍が描かれた「龍神札」を頂戴した。
この他にも「きふねたをる」というハンカチのようなものと貴船神社オリジナル・きふねロゴ入りの「本田味噌 一わんみそ汁」もいただけて、初穂料は3,000円~お志と、とてもリーズナブルなお値段だったりする。
お金のことを言うのは下品だと思いつつも、お守り一体頂戴しても1,000円ならば、それに2,000円プラスして御祈願を受ける方がお得なのではないのかしらん、などと思ってしまった訳でして。
貴船神社から貴船口までの最終バスは16時37分発ということで、残された時間が少なくなっている事に気付き、これまた慌てて本宮を後にした。
途中のお店に掲げられていた言葉に頷きつつ、奥宮だけはどうしてもお参りしたかったので、それこそ競歩並みに歩いて行った(笑)