冥界と現世に君臨する全能の神~赤山禅院にお伺いしました

旅行3日目。

今回も一人旅には便利な京都駅からほど近い新都ホテルに宿泊。1月の閑散期だとビジネスホテルよりも安く泊まれてしまう不思議なホテルだったりする。

サウスウイングのツインルーム、2泊で¥13,000という激安価格(爆)

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京都駅から赤山禅院へ行くのに一番簡単な方法だと思われた大原行きのバスに乗り、修学院駅前で下車。

そして赤山禅院を目指した。

修学院駅のバス停からは徒歩15分程度いうことだったけれども、それほどの距離を歩いたという感覚もなく

赤山禅院の鳥居前に到着。

そして境内に入る。

境内に入ったら、空気感が違って感じられた。

そして赤山禅院に到着した。

赤山禅院

比叡山が好きになってからと言うもの、一回はこちらにお邪魔してみたかった。

と言うのも千日回峰行の堂入りを終えた阿闍梨様が化他行に入る6年目からの修行では、こちらの赤山禅院にまで足を延ばすというところだということ、そして赤山明神様という御本尊様が気になっていたこともあり。

赤山明神様というのは

赤山明神はもともと中国・山東半島の赤山の土着神だったのを、延暦寺三世の慈覚大師円仁が唐から請来した。円仁とこの赤山の縁は深い。

承和五年(838)に天台を学ぶために入唐した円仁は、揚州の開元寺に一年間滞在しただけで、翌年にはもう帰国の途についているが、乗船した遣唐船が山東半島の登州に漂着したのを奇貨として、わざと船の出立に遅れてそのまま登州の赤山法花院に留まった。ここで円仁は新羅人たちが信仰していた赤山明神について深く学ぶことがあったらしい。ようやく帰国したのは承和十四年だった。

社伝によれば日本へ戻る途中激しい暴風雨にあってあわやというとき、円仁の祈りにこたえて赤山明神が船の舳先に現われ、弓を虚空に向かって放つとたちまち風波が穏やかになって円仁一同は無事帰国できた。このため赤山禅院には航海安全、交通安全の霊験もあるという。

帰国した円仁は直ちに比叡山横川の中堂の一角に小祠に赤山明神を祀り、死に際しては弟子たちに赤山禅院を建てるように遺言した。そこで円仁の弟子の天台座主安慧が、仁和四年(889)に延暦寺の別院として現在地に赤山禅院を建立した。

~『京都のお寺神社謎とき散歩―歩いて訪ねる古都のご利益さん』より引用

比叡山横川でも赤山明神様にはお参りさせていただいていたけれども

↓これは横川中堂の近くに御鎮座されている赤山宮です

やはり赤山禅院にもお伺いしなくてはと思っていた次第でございまして。

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独特の狛犬さん達にもご挨拶させていただき

手水で清めて

まずは御拝殿でこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。

御拝殿

そして境内を散策すると、使い古された草鞋を目にしてこちらが修行の地だということを改めて気付く。

そして順路に従ってお参りさせていただく。

本地堂(地蔵堂)

十六羅漢

三十三観音

弁財天堂

稲荷

決して広いとは言えない境内には沢山のお堂がある。

福禄寿堂

この赤山明神は泰山府君と同一視されている

~中略~

もともと泰山府君は道教の神である。中国奉山に住む東岳大帝のことで冥界と現世に君臨する全能の神だった。冥界では奉山に集まる死霊を鎮める力を持ち、現世では福禄寿の神として取りわけ福と財宝をもたらし守る神として信仰されていた。

~『京都のお寺神社謎とき散歩―歩いて訪ねる古都のご利益さん』より引用

赤山禅院のご利益として知られているのが商売繁盛というのも、納得という訳で、赤山が「しゃくせん」と読めることから借銭に通じ、貸したお金を取り戻すことにも霊験あらたかと言われている。

お金のご利益なんて俗っぽいところがあるところも、こちらの魅力の一つなのだろう。

そして御朱印所で御朱印を頂戴した後、金神社にお参りさせていただいた。

金神社

このお社を挟む様な格好で様々な神様がお祀りされているお社がある。

その一種独特な雰囲気に圧倒されてしまったと言うのが正直なところだった。

そして歓喜天様にもお参りさせていただき

縁結びの神様である相生社にもお参りさせていただいた

相生社

こちらをお守りされている狛犬さんたちが独特だったことが印象に残っている。

赤山禅院は日本気学発祥の地とも言われているということで、石碑があった。

私は占いはあまり信じていないけれども、やはり気学や宿曜などは侮れないとは思っている。

けれどもそれに振り回されることなく、確固たる自分自身を造ることが生きるということなのではないだろうかと思う。

自身に起こった出来事について何もせずに、環境や運や他人など、回りのせいばかりにしているなんてつまらないことだし、それこそ何の為に生きているのかと思う。

自ら切り開く力は、各々に与えられている訳だし、その力を世間一般とやらの圧力に屈してしまうことこそ、勿体ないことは無いのではないだろうか。

そんなことを感じながら御滝堂にもお参りさせていただき

御滝堂

雲母不動堂で不動明王様に祈りを捧げた。

雲母不動堂

順路では最初の方にお参りするはずだった正念殊には一番最後にお伺いする形となってしまった。

正念殊

お堂の前には崇敬者から寄進されてた提灯が奉納されていたのだけれども、上原行照様の提灯を目にすると何故か心安らぐような気分になった。前日読んだ本『回峰行の祖 相応さん』の中で上原行照様のお姿を写真で拝見し、とても優しさに満ちていたお顔をされていたのでそれに感化された部分は大きい。

そしてこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りいただいた。

お守りされている狛犬さん達も、これまた独特で

やっと来たのか、と言うお言葉が何処からともなく聞こえてきた。

穐田 ミカ さんの本『そうだ!元気をもらいに、山の阿闍梨さまに会いに行こう。』の中でも、著者の穐田 ミカさんが赤山禅院との不思議なご縁について書かれている。

さて、私は毎朝欠かすことなく赤山さんへ行って、手を合わせています。そのきっかけは、無動寺明王堂のお不動さんの前で、知らない人から「あなた、赤山禅院に行きなさい、お力を貸してもらいなさい」と言われたこと。

『不思議なこと、言わはるなぁ……』

そう思いながら、次の日から赤山さんに通うようになりました。

~『そうだ!元気をもらいに、山の阿闍梨さまに会いに行こう。』より引用

私も何故これほどまでに比叡山に関連しているところに惹きつけられるのかは良く分からないというのが本音だったりする。

けれども、今回こちらにお伺いさせていただけたことの満足感は半端なかったし、また機会があれば是非ともお伺いしたいと思いつつ、次の場所へと向かった。

そうだ!元気をもらいに、山の阿闍梨さまに会いに行こう。
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