11月の終わりの頃、秋たけなわの北鎌倉のお寺にお参りに行ってきました。
そしてJR北鎌倉駅を降りてすぐにある、円覚寺でも御朱印をいただいてまいりました。
円覚寺 宝雲閣 御朱印
2017年11月にお伺いした際に頂戴いたしました。
特に指定をしなかったので、山門上の楼閣「宝雲閣」の御朱印でした。
御朱印は総門を潜って拝観受付の隣にある、納経所で頂戴する事が出来るのですが、多くの方が御朱印を受ける為、御朱印帳を番号札と引換に預けて、後ほどピックアップするというスタイルを取られていました。
なので、私もお参り前にこちらに御朱印帳を預けたのですが、実は円覚寺では御朱印を頂戴できる場所がこちらの他にもございました。
円覚寺 弁天堂
こちらでも御朱印を頂戴することを存じ上げなかったため、書き置きのものを頂戴いたしました。
御朱印帳を預けてしまったので、と書置きの物を頂戴したい旨、お堂の方に伝えたところ、快くご対応いただいた事が、とても印象に残っております。
感想
今回北鎌倉に行こうと思ったきっかけは、夏目漱石の『門』でした。
そしてその『門』の中で描かれているのが、円覚寺がモデルとされているということで、是非とも円覚寺をこの目で見てみたいという、ある種ミーハーな気持ちでお伺いしてしまった訳ですが、この訪問によって鎌倉と言う地の奥深さに触れることが出来たのでした。
本当に縁と言うものは不思議なもので、『門』を読むとやはり創作の世界の出来事では?と思わせるような展開にある種の陳腐さを感じてしまったりするのだけれども、「事実は小説より奇なり」という言葉があるように、ある程度生きていると、そのある種の陳腐さと言うものが、現実の世界で展開いることを目の当たりにすることが多く、その縁、若しくは業というものを実感してしまうのでした。
思わぬところで、誰かと繋がっているということ。
そして、因果応報と言う言葉は、事実であるということ。
それはある種当たり前とも言える。
全ては繋がっているのだから。
文藝春秋 (2011-07-08)
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