山門のそばには高尾山薬王院・中興開山の祖、俊源大徳の像があった。
こちらで手を合わせて山門を潜る前に
四天王の皆様にもご挨拶。
山門を潜ると、やはり日曜日ということもあって、それなりの参拝客の姿を目にすると同時に、何故か歌が聞こえてきた。
この歌はナンナンダ!と思って辺りを見廻すと、山門を潜ってすぐのところに、北島三郎の歌碑があり、そして歌碑の台座には北島三郎の手形。その手形に手を合わせると北島三郎の「高尾山」の一節が流れるようになっていることもあって歌が聞こえて来たという訳でして。。。
お伺いしたのが日曜日ということもあってか、参拝客が何も考えずにすぐに手形に手を合わせるので、高尾山の山門を入ったところでは、ひっきりなしに北島三郎の歌が聞こえてくるという、なんともシュールな光景が繰り広げられていた(爆)
余りの衝撃にこの石碑の写真を撮ることも忘れてしまったけれども(笑)気を取り直して手水で清める。
手水舎
こちらの手水はほら貝を吹いている修験者が居るという、なんとも珍しいものだったりする。
そして目にしたのは天狗さんたち。
銅像なんだけれども、やっぱり生きているようにしか感じられない迫力がある。
そして私の好きな八大龍王様のところへ。
八大龍王堂
今回はこちらでお金を清めるということはしなかったけれども、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そして御護摩受付所で御朱印が頂戴出来るということだったので、御本堂にお参り前だったけれども、誰も並んでいなかったので、先に御朱印を頂戴することにした。
普段は御朱印を求める人が多いのだろうと思わせる、列を作るための柵ならぬカラーコーンに括りつけられた棒が長く、長ーく張り巡らされていたけれども、私がお伺いしたタイミングではこの棒が要らない位、御朱印を求める人の姿は見受けられなかった。
そして修行大師堂でもお参りさせていただき
修行大師堂
仁王門が見えたので、そのまま石段を登っていこうかしらん?と思ったら、行かなければならないような場所があるような気がしたので、そちらの方に向かって行った。
殆どの参拝客は仁王門へと向かう中、大本坊の脇を抜けて歩く事数分、辿り着いたのが、こちらだった。
福徳弁財天
私は高尾山には、神社仏閣巡りが趣味になる前から数えると十回以上訪れている場所だったりするけれども、今回、初めてこちらにお伺いすることが出来た。
正直こちらに弁財天様がお祀りされているということを、全くもって知らなかった。
お招きいただいたのだろうか?と思いつつ、誰も居ない静寂の中、鳥居を潜ると
それはそれはとてもお優しいお顔をした弁財天様がいらっしゃった。
参拝客がいつも少なかった薬王院とは言え、こちらに来る人は誰も居なかった。
私だって今回こちらにお呼びがかかるまで、こちらのお社の存在を知る事も無かったのだと思うと、不思議な気持ちになってしまう。
弁財天様と言えば、今年は弁財天様に関するところにお招きいただくことが多かったなぁ、なんてぼんやりと思ってしまう自分が居た。
そして、今回は高尾山で弁財天様にお招きいただいた。
こちらの空気感は、分かる人には分かると思うけれども、一種独特のものがある。
怖いと感じる人も居るだろう。
私も意を決して洞穴に入りお参りさせていただいた。
これから先の写真は、写真を撮ること自体憚れるような気がしたので撮る事は自粛したけれども、こちらの洞穴内は、それはとても不思議な空間のように思えて仕方がなかった。
お参りする人を選んでいるところ、とも言えるのだろうと思いつつ、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。