熊野大社から、再び自転車をひたすら漕いで、かんべの里まで戻る。帰路は雨も止み、快適なサイクリングと思いきや、キセキレイ1号のバッテリーが切れて、自動アシスト機能が使えない状態になっていた(爆)
ちょっと重たくなったペダルをこぎながら、ようやくかんべの里に戻ってきた。
かんべの里に到着すると、職員のお姉さん方が「無事戻ってくるかどうか心配していたのよー」とおっしゃってくれて、恐縮しつつ、帰路ではバッテリーが切れたことを伝えると「熊野大社まで往復する人はほとんどいないからねぇ」と言われた(笑)まぁ、私も当初は熊野大社まで自転車で往復するつもりはなかったのですが、、、
自動アシストの自転車は乗り捨てが出来ないので、ここで自動アシストの自転車から普通の自転車にチェンジした。
丁度お昼時ということもあって、かんべの里の近くのかんべ茶屋でご飯を食べていくと良いとのアドバイス。この日は地元のお野菜などをふんだんに使ったものが食べられるということで、自転車でかんべ茶屋まで行ってみた(←と言ってもすぐ近く)
かんべ茶屋は普段、土日祝日しか営業していないということだけれども、この日は金曜日だったのにも関わらず、営業していたのは「野菜の味 こころ」さんの営業日だったからなのです。なんでも月に一度、最後の金曜日だけ食べることができるそうで、ラッキーだったと、今更ながら思ってしまうのでした。
店内にはご近所さん?らしき常連の方が沢山いらっしゃっていました。
メニューはこんなかんじ。
ランチとコーヒーを注文して、しばし待つ。
しかし、正直、期待はしていなかった。
東京で「オーガニック」などを謳ったカフェなんかに行っても、美味しいとか思ったことはあまりないし、地方に行った際に「地元の特産品を使ったお料理」なんてものを食べても、微妙なものが多かったりしたので。。。
しかし、こちらのお料理は、予想をはるかに超えて、とても美味しかったのです。
特に感動したのが、写真右上の蒸し野菜のポン酢和え。
玉ねぎとピーマン、かぼちゃを蒸してポン酢で和えているだけのものなんだろうけれども、一つ一つのお野菜の甘味が感じられた。
野菜自体が美味しいと、こんな簡単な調理法でここまで美味しくなるのか!とびっくりしてしまったくらいだった。炊き込みご飯も、冬瓜のスープも三種盛りも全て美味しくって、一気に食べてしまった(笑)
そして、食事が済んだのでコーヒーを持ってきていただき、お食事に添えられていたケーキと共に至福の時を過ごす。
優しい味で満たされて、お腹もこころも満腹となったのでした。
このクオリティで、アフターコーヒー込で¥700なんて、信じられない値段なんですよ。
それこそ、私が運転免許を持っていてレンタカーで神社めぐりをするような人だったら、たぶんこのお店には出会わなかっただろう、って思う。
乗るバスを間違えて、かんべの里まで来なかったら、こちらのお食事を食べる機会も無かったのだと思うと、ハプニングだと思ったことも、全ては良いことが起こるようにと必然的に発生していることなのかしらん?などと思ってしまったのでした。