松江駅で無事「縁結びパーフェクトチケット」を購入。
これは運転免許を持っていない私にとって、出雲関連の神社にお伺いする強い味方となったチケットでした。
松江駅からバスに乗って、約25分、佐太神社前で下車。
下車したのは私、ひとり。
テクテク歩いていくと鳥居が
佐太神社
とても開けていて、清らかな神社だ!と言うのが第一印象。
こんなに良い神社なのに、人があまり居ないのが不思議な位だった。
佐太神社の御祭神は佐太大神様。
佐太大神をはじめ、十二柱の神を祀る出雲國三大社のうちのひとつ。社殿は、大社造りのお社が三殿並ぶ珍しい形式で国の重文。ひときわ高い中央の正中殿に主祭神である佐太大神が祀られている。
この佐太大神は”導きの神”として名高い猿田毘古大神と同一とされ、篤く信仰されている。
~出雲大社 (楽学ブックス)より引用
ということで、お導きをいただくために、出雲関連の神社にお参りするなら、まずこちらからお参りすると良いと言われていたりする。
狛犬さんたちにも挨拶して
手水で清めて
手水舎
神門
御本殿三社で参拝しようとしたら、工事中だった(爆)
御本殿三社
なので、まずは仮拝殿にお伺いして、こちらにお招き頂いたことに感謝してお参りした。
仮拝殿
仮拝殿ということで、神様がとても近くにいらっしゃるような気分になって、とても嬉しい気持ちになる。
南末社
こちらで狛犬さんなどの写真を撮らせていただいて、カワイイ!なんて思っていたら、私の横をスーッと通り抜ける人が居た。
誰も居なかったはずなのに?と思って、見ると、それは、白く輝いている人――― 白色袴を履かれた、白髪の神社の方だった。その方は、南末社の前に佇むと、静かに柏手を打ち、祈りを捧げていた。
日頃神社で親の仇か!と思う位の大きな音で柏手を鳴らす人がいるけれども、そういった人とは正反対であるかのように、神様に語りかけているかのような、優しい柏手の音だった。私も、こういう柏手を打たなくてはならない、と素直に思えた。
何故か自身の参拝は後回しにして、しばし遠目でその方の姿を追う。そして、お社一つ一つに丁寧に祈りを捧げている姿を見て、何故か悲しくもないのに涙があふれて来ている自分に気付いた。
この方の邪魔をしてはならないと、南末社等の参拝は後にして、社務所に向かった。
社務所で御朱印を頂戴する。そして導きのお守りもいただいた方が良い様に思えたので、いただいた。社務所の方より「ようこそお参りいただきました」という言葉をいただいて、更に良い神社だなぁ、と思った。
私が社務所で御朱印をいただいている間、白く輝く人は社務所裏手に消えていった。
南末社に再びお伺いして、お参りさせていただいた。そして今回、こちらに来た意味はこの光輝く人を見ろということだったのかも知れない、と思ったりした。
その人は全身から清浄感が放射されていた。
そんな人に、自分もならなければならない、と。
そして摂社の田中神社へ。
田中神社というのは
田中神社は本社北殿の摂社で奈良時代以前から記録のある古いお社で、当社から東へ100メートル離れた飛地に二つのお社が背を向けて建っており、佐太神社の御本殿に向かって立っているのが西社で木花咲耶姫命を祀り、縁結び・安産、背を向けて建つ東社は磐長姫命を祀り、縁切り・長寿の信仰があります。
~佐太神社 リーフレットより引用
ということで、悪縁を断ち切るという珍しい神社だったりする。
田中神社 西社
田中神社 東社
それぞれのお社にお参りさせていただいた。
もう少し滞在していたかったけれども、バスの時間が迫ってきていたので、バス停に向かう。
バスを待っている間、何かを感じたので、その方面に目を向けると、バス停から田中神社東社の姿がはっきりと見えた。
もう、安心しなさい、と磐長姫命さまからお言葉をいただいた(ような気になった)