はにわロードを抜けて、八重垣神社に辿り着く。
レンタサイクルを八重垣神社横のお店に返却して、八重垣神社へ。
ほぼ2年前に、0泊3日の弾丸バスツアーで最初に辿り着いた地が、八重垣神社だった。その時は早朝だったので、ツアー客位しか参拝客が居なかったけれども、この日の到着はお昼も過ぎたころ。
境内には参拝客で溢れかえっていた。
手水で清めて
狛犬さんたちにも挨拶した訳だけれども
神魂神社や熊野大社にお伺いした後だったので、なんだかちょっとなぁ、という印象だった(個人的な感想なのであしらからずー)
参拝客が多い神社には、ご神気が無いと言いたい訳ではない。
けれども、神魂神社と熊野大社にお伺いした後だったので、その雰囲気の落差にびっくりとしてしまったのが正直なトコロ。
ほんと、ここら辺は個人的な感想なので、参考にしないでくださいまし。
社務所で御朱印を頂戴して、占い用紙もいただいた。
2年前には八重垣神社の巫女さんたちもイイカンジと思ったけれども、今回は何故か神社の人というよりも、単なる愛想の良い売り子さん、という印象しか受けることが出来なかった。
対応が悪いという訳ではない。
ただ、全ての対応が、「物を売っている人」の雰囲気しか、感じなかっただけで。。。
境内に御鎮座されているお社に手を合わせる人なんて、ほとんどいなかったことも関係しているのかもしれない。
神々の嘆き。
鏡の池に向かうと、観光バスで乗り付けてきた参拝客であふれかえっていた。
なんだか、八重垣神社に来て、物悲しいものを、感じてしまったのは、私だけなんだろうな。
鏡の池のコイン占いというべきものも、エンターテイメント的には面白いのだろうけれども、神様からの御神託なんて思っている人々は、この中に果たして何人いるのだろうか?ナンテ切ないことも感じてしまった訳でして。
私が占い用紙を浮かべて、100円玉を載せて祈っている様子を見て、あざ笑うかのように「静かに待て、運開く、だってー」と言った、ツアー客にゲンナリしたもの、ある。
それに、誰も、この池に祀られている奇稲田姫様のお社に手を合わせようとはしない。はっきり言えば、こちらのお社にもお参りしなければ、八重垣神社で縁結びを願ったところで、意味は無いんだけれどもね。
まぁ、知ったこっちゃないや。
神道では「神は人の敬いによりて威を増し、人は神の徳によりて運を添う」という。つまり、神様を信じて慕えば慕うほど、その神様の力は強くなり、その神様にお参りする人々の運が良くなる、という考えがあったりする。
今回、神魂神社・熊野大社・八重垣神社と巡って、その言葉をありありと感じることが出来た。そして神魂神社からお伺いする格好となったのも、全ては神様のお導きだったのだと、改めて思ったりした。
八重垣神社から松江までバスで戻り、松江駅周辺をちょっと見て、宿に戻る。宿に戻ると、フロントの人が、今日の浴衣を選んでいってねーと、これまた嬉しい言葉(女子限定の浴衣のサービスは初日だけだと思いこんでいたのでー笑)
宿泊先の大橋館は温泉もあったので、温泉に入ってこの日の疲れを癒した。
そして、夜も更けて、再び部屋の窓からの眺めを見る。
とても美しい光景だった。