何かに呼ばれるように歩いていたら、お寺を発見した。
ちょっと見ていこうかしらん?と思って入口を見たら
何か違うと思い、そのまま引き返すと、周辺地図の看板が目に入った。
あのお寺は何て言うお寺だったのかしらん?と思い
看板に目をやると、今いる場所が「平田神社」の近くだと分かった。
平田神社は平田篤胤先生が御祭神として祀られている神社。
私は2012年から、伊勢神宮に足しげく通うようになり、
それと同時に神道について学んでいったら
本居宣長先生の存在は避けて通れず、
本居先生について調べれば
自ずと平田先生の存在も無視できず。
本居宣長先生がご祭神として祀られている本居宣長ノ宮には
伊勢に行った際、松坂にも立ち寄って参拝させて頂いた事はあった。
けれども
平田神社は、家から徒歩圏内ということもあり
いつでも行けるや、という気持ちと、
思いっきり住宅街の中なので、正直あまり期待しておらず
わざわざ行くところでも無いのかなーなんて思ってたりして(スミマセン)
けれどもこの日は、偶然でも平田神社の近くに来たというのは
来いという事よね!と感じた。
地図を頭に叩き込み
住宅街を、本当にこの道でいいのかしらん?と思いながら
歩いていくと、神社らしき雰囲気が漂ってきて
平田神社発見!
案内を引用させて頂くと
御祭神:平田篤胤(ひらた あつたね)大人命 1776-1843
近代日本の夜明け前を開き(島崎藤村の不朽の名作「夜明け前」に詳しく述べられています)宗教改革と古典文化復興を通じて、明治維新の指導原理の基となった偉大なる宗教家、学者、教育者として知られています。
国学の四大人の一人として崇められ、没後に神霊真柱大人(カムタマノミハシラノウシ)という謚号霊神号を賜わり、神として祀られました。
ということ。
御神徳については次のような記載。
御神徳 御祭神は次のことを司り、御導き下さる神様です。
- 文化(学問、芸術、道徳、宗教)
- 健康(医薬)
- 豊かな生活(財運)
- 世直し(社会開発、社会改革)
- 人生指針(易占、教導)
早速手水舎で清めた後に、参拝させて頂く。
ここは確実にいらっしゃるところだと確信した。
その後、御朱印を頂こうとすると、社務所を見てもどなたも居らず
内線電話で呼んでねシステムのところだったので
内線をかけて神社の人を待った。
拝殿ではずっと女の人がブツブツ言いながら拝んでいたので
早く神社の人が社務所に来ないかな、と願いつつ(爆)
しばらくして、神社の人が社務所に見えられたので
御朱印をお願いしたところ、書置きのもので授与となるとの事。
御朱印自体は2種類あった。
一方は漢字で平田神社と記載されているもの。
もう一方は、神代文字で書かれているもの。
どちらになさいますか?と聞かれたので
2種類の違いを尋ねたら、神代文字は「随神」と書かれているとの
事だったので、迷わず二つとも頂くことにした。
お守りもあったけれど、ここはググっと我慢して
代わりに絵馬の横に展示されていた、可愛い丸い鈴を頂いた。
社務所で御朱印等頂いて、拝殿を見ると女の人の姿はなかった。
平田神社は、実は侮れない神社だった。
住宅街の中に鎮座しているにも関わらず、神気は満ちているし
『天の岩笛』が保管されてたりする。
この日も平日の真昼間だったけれど、参拝する人の切れ目なし。
お御籤も引かせていただいて、そのお言葉に力を頂き
平田神社を後にした。
東京も侮れない
近くの教会のマリア像