御正宮を後にして、荒祭宮を目指す。
途中、杉の木ではパワーを貰おうとしているのか?両手で木に触っている人がいて、ここも相変わらずといった感じだった。
荒祭宮に到着。
団体客に遭遇してしまったため、隅っこでお参りさせていただいた。
四至神様のところにもお参りしたかったけれども、これまた手かざし軍団が居たので遠くからお参り。。。
最近読んだ松村潔さんの本のある一節を思い出した。
今日の精神世界の扱い方は本来の活用のしかたとは逆転していると言われている。本来、道に入るというのは、この世でできるあらゆる体験をして、この世に絶望して、この世に何も期待するものがないとわかった時点で、道に入る準備が整う。
しかし今日では、精神世界とは、この世の生活で不満とか不足がある時に、それを補うために使われる。たとえば願望実現の方法を教わるなどだ。
〜宇宙魂に目覚め、自分の魂の星(ふるさと)を旅する より引用
風日祈宮へ向かう。
久方ぶりにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく。
やはりこちらはとても清々しい。
神楽殿授与所に差し掛かると、お守りや御朱印を求める人々が列をなしていた。
私はもう御朱印集めはしていないけれども、神社仏閣巡りを始めた頃は夢中になって集めていたことを思い出した。
大山祇神社と子安神社にもお参りさせていただき
宇治橋まで戻ってきた。
私が神社仏閣に興味を持ったのは、伊勢神宮にお参りしたことがきっかけだった。それ以来、全国各地の神社仏閣にお参りさせていただき、いろいろ勉強させていただいた。
学んだことと言えば、宗教というものの恐ろしさ、というものだろうか。
触れてはいけないものもあるということ。
全ての神仏に対しては畏敬の念を持って接しなければならないということ。
そして、一番恐ろしいのは人間だということ。
今回6年ぶりに伊勢神宮にお参りさせていただけたことは、初心に帰るという意味でも良い経験となった。
伊勢の神宮はいつも優しい。