無謀だと分かっていても

間違った道に進みそうになっていた。

目に見えない世界を否定する世界に足を踏み入れ、その思想にある種マインドコントロールされていたような日々を過ごしていたのだけれども、神仏は私をそのある種異質な世界と言うべきものから縁を切るように、と具体的な形でメッセージを下さった。

そんなことがあり、この状況からお救いいただいた神仏にお礼に行かなくては、と思い立ち、一週間前に旅行の手配をした。

しかしながら旅行前日の10月12日には、台風19号が関東地方を襲い、首都圏の公共交通機関は計画運休の影響などで殆ど運行していない状況で、翌日の旅行はもはや無理なのではないかと半ば諦めていた。

やはり今回呼ばれたような気がしたのは、気のせいなのか、と。

インターネットで13日の公共交通機関の状況を調べると、地下鉄ならば始発から運行しているという情報を得た。

始発の新幹線を手配していたので、この時は新幹線が運行されるか否かは分からない状況だったけれども、とにかく予定通りの時間に品川に行こうと、前日の夜に決めた。

13日の朝、身支度を整え駅へ向かうと、切符売り場のところに紙が貼ってあり、安全点検後に運転再開、という案内が出ていた。

この時点では、まだ新幹線も運行されるかどうか分からない状況だったので、やはり今回の旅行は見送るべきだということなのだろうと思いながら、とぼとぼ歩きながら家に戻る途中、ふとスマホで新幹線の運行状況をチェックしたら、新幹線は始発から運行することになった、と発表されている事に気付く。

タクシーで品川に向かえば間に合うかも?と思い、大通りに出て歩きながらタクシーを探していたのだけれども、台風の日の、しかも日曜日の早朝に流している車、ましてやタクシーの姿などは全く無かった。

けれども、何故かタクシーが捕まるという確信を得て、歩く事数分。

反対側の車線を空車のタクシーが走っているのを見つけた。

慌てて大きく手を振ると、タクシーの運転手さんが気付いて止まってくれた。

そして、そのタクシーに乗り込み、品川に行く事が出来た。

指定で取っていた新幹線に乗車するには無理な時間だと思っていたけれども、この日はやはり走っている車などが殆どなく、またタクシーの運転手さんもとても良い方で、6時の新幹線に乗車したい旨伝えると、間に合うように努力します!と最短のルートを取ってくれた(本当に感謝しております)

そして、品川駅に到着。

新幹線の乗車口へと向かうも人は殆どおらず

新幹線に乗車しても、乗客が殆ど居ない状況だった。

新幹線は途中徐行運転をする為、遅れる旨の案内があった通り、新大阪には当初の予定より約1時間程遅れての到着だった(今回、急に旅行の予定を立てたので、東京⇔京都の旅行プランを利用するよりも、東京⇔新大阪のプランの方が圧倒的にお財布に優しかったので、新大阪に降り立ち、京都を目指す事にしたのです)

これでもいつもお伺いしているところの行事には十分間に合う時間だったので、安堵の念を覚えたと同時に、この状況下の中でも、こうやって関西に辿り着けている事自体、不思議な感覚を覚えた。

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