南禅会館に宿泊&暁天坐禅に参加しました

またまた京都に行ってきました。

以前平安神宮にお伺いした際に、近隣の景色の美しさに感銘を受け、この付近に宿泊してみたいなぁと思っていたので、今回は南禅寺にある宿坊、南禅会館に宿泊することにしたのでした。

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京都駅からタクシーで移動。

南禅寺にお伺いするのは今回が初めてと告げると、タクシーの運転手さんがいろいろと南禅寺についてレクチャーしてくれた。

南禅寺と言えば、歌舞伎で石川五右衛門が三門の上から「絶景かな、絶景かな」と言うセリフが有名なところではあるけれども、五右衛門が生きていた頃には南禅寺には三門が無かったので、知恩院の三門で言われたものではないかと考えられている、という話を聞いた。

京都駅から15分かからず南禅会館に到着。

博識なタクシーの運転手さんにお礼を述べて、南禅会館にチェックイン。

宿坊というイメージとはかけ離れた、近代的な建物で、部屋もこじんまりとしているけれども、普通のビジネスホテルと同じような造りだった。

しかし宿坊ということもあって、テレビは無く、否応も無く静かな時間を過ごさなくてはならない。

その代わりに仏教や禅に関する本が置かれていたので、禅についての冊子をめくると

禅と他宗教に通底するものという特集が組まれていて、春日大社の宮司様や比叡山の阿闍梨様と禅僧との対話が掲載されていて、思わず食い入るように読んでしまった。

南禅会館の周りには、騒がしいものが一切無く、それこそ近くのコンビニに行くにも10分程度歩かなければならないところだったけれども、却ってその静寂が新鮮なものに感じられて、雑音の無い空間で一人、いろいろな事に思いを馳せ、眠りについた。

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そして翌朝、5時に起床して身支度を整え、南禅寺で月に2回行われているという暁天坐禅に参加した。

南禅会館の方からは、朝5時50分までには会場である龍淵閣に到着するように、と言われていたので、5時30分には南禅会館を出発したのだけれども、朝5時台にも関わらず、多くの人々が龍淵閣を目指す姿を見た。

そして龍淵閣に到着。

中の写真を撮ることは憚れたので、写真を撮らなかったのだけれども、靴を脱いで龍淵閣に入り、2階にある座禅会場に向かう。

そして参加の手続きをした後、坐禅会場に入り好きな場所に腰を降ろし、坐禅が始まるまで、手続きの際にいただいた坐禅和讃という紙に目を通す。

衆生本来佛なり

水と氷のごとくにて

水をはなれて氷なく

衆生の他に佛なし

衆生近きを知らずして

遠く求るはかなさよ

たとえば水の中に居て

喝を叫がごとくなり

長者の家の子となりて

貧里に迷うに異ならず

で始まるこの和讃を目にすると、今までの自身のあり方というものを問われているような気がしてならなかった。

何かを欲しいと渇望すること、それこそが迷いなのではないかと。

そして時間になり、多くの人が居るとは思えない程の静寂の中、坐禅と相成った。

初心者向けにレクチャーなどあるのかしらん?などと考えていたけれども、足の組み方や姿勢など、そういった指導は無かったので、昔永平寺で坐禅をさせていただいた際に教わったやり方で坐禅に入る。

坐禅をするのは久しぶりだったけれども、やはり坐禅は良い物だと改めて実感する。

身体がぶれていては、心もぶれる。

姿勢を正すことで、心も正すことが出来る。

そんな当たり前の事を、実感しつつも、やはり心はコロコロといろいろな過去の出来事を走馬燈のように映し出していく。

それも、今の私を表しているのだろう、と思いながら。

そして座禅会場での坐禅を終え、次に場所を移動するように案内を受ける。

何処に行くのだろう?と思いながら場所を移動すると、方丈方面に進み、それぞれ好きな場所で坐禅して良いということだったので、美しい庭園の前に座り、再び坐禅をした。

日中は多くの観光客が居るであろう美しき場所で、静かに己自身と相まみえることが出来るというのは、本当に贅沢なことだと思いつつ、その時間、ただ、その瞬間を感じることに集中した。

そして暁天坐禅は終了。

よくよく辺りを見渡すと、外国人の方も参加していたりと、沢山の人々が参加していたことに今更ながら気付いた。

その後、法堂にお伺いしてお参りさせていただき

暁天坐禅に参加する前とは打って変わって、陽が登り明るくなった景色の中で見た山門は、とても美しかった。

自分自身、周りに振り回されて迷いが大きい部分があるけれども、本当のことっていうのは、実は自分自身が知っているのではないか、そして、その本当のことに触れることが出来るのは、外的環境的にも精神的にも、静寂というものが実は一番重要なのではないかと思えた、南禅寺での坐禅だった。

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