旅行最終日ということで、ホテルをチェックアウトして京都駅へ。
午後のフライトを予約していたので、残された時間はほぼ半日。
その時間内で京都市内の神社にお伺いしようとプランニングをしたら、結局女子好みの神社ばかりをセレクトしていたことに今更ながら気付いた。
京都駅で市バス・京都バス一日乗車券カード(¥500)を購入して、最初に向かうは、安井金毘羅宮。
206系統のバスに乗り、東山安井という停留所で降りると、安井金毘羅宮はすぐそばにあった。
前回安井金比羅宮にお伺いした際には、バスで四条河原町まで行き、15分程歩いて行ったところだったので、ちゃんと調べれば簡単に来られる場所だということを学んだ(笑)
狛犬さん達にもご挨拶させていただき
参道を歩く。
そして手水で清めて
拝殿で再びこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
今回私がこちらにお伺いしたのは、朝の8時台ということもあって、誰も居ないんではないかと目論んでいたのだけれども、ところがどっこい、やはり参拝客の姿をちらほら見かけた。
それも若い女の子ばかりでして。
そして、縁切り縁結び碑のところに伺うも、一生懸命に縁切り縁結び碑を潜る女子の姿があり、それは物見遊山的なものとは違い、真剣なものが感じられた。
こちらも霊験あらたかなところだと思う。
よくよく考えてみれば、私が前回初めてこちらにお伺いしたのは2016年の4月だった。
その当時勤務していた職場は本当に今考えてみても、理不尽な思いばかりしていたところで、仕事をしない人達の尻拭い的な仕事ばかり押し寄せている状況に、どうして私がこういう目に遭うのだろうとは思っていて、この状況からお救い下さい、と助けを求めた記憶がある。
そして、その2か月後には思ってもみなかった形で、職場を変わることが出来た。
また、私を苦しめていた人々もいろいろな要因でその職場から離れざるを得ない状況に陥って行ったということを、最近人づてに知ることが出来た。
因果応報だと思う気持ちもあるし、やはり安井金比羅宮でお参りさせていただいたことも大きなきっかけとなったと感じていたので、今回やっと(遅くはなってしまったものの)お礼参りをすることが出来た。
境内はまだ職員の方が八大力尊社などお掃除されている時間だったので、お参りは控えさせていただいたのだけれども、安井天満宮と厳島社などにはお参りすることが出来た。
安井天満宮が美しくなっていたことに驚きつつ。
そして安井金比羅宮にお伺いしたのならば、絶対にお伺いしなくてはならないところ~崇徳天皇御廟~へお伺いした。
前回お救いいただいたことに感謝を述べて、お参りさせていただく。
そしてお優しい言葉を頂戴出来たことに、涙が出るような思いで一杯になった。
安井金比羅宮はすごいところだとは思うけれども、やはり信心無いまま、流行りのスポットだからと気軽にお参りしないほうがいいのかも知れない。
そしてこれは、全ての神社仏閣にお参りする際に言えることなのだろうけれども。
されど、人間の願うことども、道理にかなえる祈りと思えるも、神の方より見れば多くは邪の願なるゆえに、後に我知らずそれほどの罰を受くることなり。
まして道理に違えることと知りつつ願うことは、ついに天道より永久の罰を降したまうとぞ。
~『日本の名著 (24) 平田篤胤 (中公バックス)~仙境異聞』より引用
人を呪わば穴二つ、って言うけれど、実際には穴は一つであり、道理に違ったことを行えば、その種は自らを滅ぼすのであろう。