いくたまさん~生國魂神社にお伺いしました

住吉大社から近鉄上本町駅まで戻ると、意外にもスムーズに移動できたので、伊丹空港行きのリムジンバスに乗るまでに、小一時間程時間が余ってしまった。。。

かと言って、当初お伺いしようと思っていたお寺さんに行くには時間が足りないことは目に見えていたので、早めにランチでも?と思ったけれども、近鉄上本町駅構内で神社の看板が目に入った。

「生國魂神社」

駅から徒歩10分程度で行けるとのことだったので、これも何かの縁かと思い、お伺いしてみることにした。

駅から商店街をひたすら歩いて、歩道橋を渡ろうとしたら生國魂神社の石碑が見えた。

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そして歩道橋を渡り終え、しばらく歩くと参道が見えてきた。

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難波大社 生國魂神社(いくたまさん)

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本当にこちらの神社については、何の予備知識も無かったので、恐る恐るお伺いさせていただいたというのが正直なところだった。

狛犬さんたちにもご挨拶させていただき

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境内に入ると、上本町周辺のごちゃごちゃした雰囲気(←失礼)とは違って、とても清々しいカンジだった。

手水で清めて

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境内図をチェックする。

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そして、拝殿前に辿り着く。

拝殿

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今回、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。

こちらの御祭神は

主祭神

  • 生島大神(いくしまのおおかみ、生嶋大神)
  • 足島大神(たるしまのおおかみ、足嶋大神)

相殿神

  • 大物主大神(おおものぬしのおおかみ)

ということで、大物主大神さまのことは勿論知っていたけれども、主祭神の生島大神さま&足島大神さまについては、私は不勉強なので初めてお目にするお名前だった。

お守り等授与所で御朱印を頂戴した際にいただいたリーフレットには、

社伝によれば、神倭伊波礼毘古命(第一代神武天皇)が御東征の砌、大阪の起源ともいえる上町台地の北端の地(難波之碕ー現在の大阪城一帯)に、天皇御親祭におり、国土の平定・安泰を願い、大八洲(日本列島)の御神霊であり国土の守護神である生島大神・足島大神をお祀りされたのが生國魂神社の創始と伝わる。

当神社が大阪最古にして、大阪の総鎮守とされる所以である。

~生國魂神社 リーフレットより引用

と書かれていた。。。

偶然にお伺いした神社が大阪最古の神社と言う事にびっくりしている自分が居た。

そして境内を散策。

米澤八彦の碑

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京都で露五郎兵衛によって始められた上方落語は、大阪では生國魂神社を舞台に米澤彦八が広めたと言われているということで、ここが上方落語発祥の地だとのこと。

大阪の笑いの原点かぁと思いつつ歩いて行くと

天満宮

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住吉大社

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皇大神宮

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とキラーチューンの如く、凄いお社が鎮座されていた。

そして参拝案内に従って歩いて行くと、鳥居があり、そちらを潜るとこれまた、様々なお社が鎮座されていた。

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精鎮社

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稲荷神社

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鴫野神社

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こちらは女性の守護神として崇められ縁結・悪縁切など心願成就の霊験あらたかだと言われているところで、太閤秀吉側室の淀君が篤く崇敬したと伝えられているとのこと。

このお社の後ろに御神木があり、鴫野神社と合わせてお参りするとイイカンジだった。

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そしてまだまだお社があり

城方向八幡宮

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大阪城鬼門の守護神として鎮祭されたことから、城方向(北向)と称するとのこと。

鞴神社

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「鞴(ふいご)」とは火起こしの道具で、製鉄・製銅・鍛冶の守護神として、また火の用心のカマド神として崇敬されているとのこと。

家造祖神社

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家造りの祖神である手置帆負神・彦狭知神を土木建築の守護神としてお祀りしているとのこと。

浄瑠璃神社

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近松門左衛門ほか人形浄瑠璃(文楽)の成立に功があった「浄瑠璃七功神」をはじめ、文楽および女義太夫の物故者を祭神としてお祀りされているということで、近松門左衛門の『曽根崎心中』は生國魂神社境内が舞台である、と書かれていた。

時間があれば、それぞれのお社でゆっくりと参拝したいところだったけれども、いかんせん、バスに乗り遅れてはならんという想いもあり、ささっとお参りさせていただくような格好になってしまった。。。

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まさか自分が泊まっていたホテルの近くに、こういうお社があるとは思っていなかったので、前日の夕方でも時間のある時にお参りしておけば良かった、と思いつつ、けれども、今回こちらにもお伺いできて良かったという思いで、生國魂神社を後にした。

そしてリムジンバスに乗って、伊丹空港からのフライトで東京に戻る。

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今回の神社仏閣めぐりの旅は、本当に人の優しさに触れることが多い旅だった。

これほどまでに充実感を持って東京に戻れることが出来たのは、初めてかもしれない。

そして、いつもは旅の途中で、行く先々の不便さや土地柄に「東京に戻りたい~」と泣きが入ることが多かったのだけれども(笑)今回は不思議と「東京に戻りたくないな、、、」と思っていた自分が居た。

多くの皆様の御厚意と優しさに感謝しつつ。

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