西国三十三カ所霊場の石仏に手を合わせながら、横川中堂へと向かう。
そして赤山宮に差し掛かる。
赤山宮
比叡山西麓の守護神ということで「横川中堂」の正面斜め前に鎮座されていた。
護法石
そして横川中堂に到着。
横川中堂
もう15:30近くとなっていた為、参拝客はほとんどおらず、貸し切り状態で観音様にお参りすることが出来た。
こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただくと、とても、力をいただける観音様のように感じた。
こちらでも御朱印を頂戴した訳だけれども、御朱印を書いていただいた方が、私の御朱印帳に定光院の御朱印を見つけ
「定光院に行ってきたんかー、石段大変だっただろー」
とおっしゃられた。
そうなんですよー、行きは下りでラクチンだったんですけど、帰りは大変でした~と言った何気ない会話を交わした。こういう、何気ない会話が交わせるということも、御朱印を頂戴する際の楽しみだったりする。そのお寺や神社で奉仕されている人々の人柄というものが感じられるので。
けれども、この何気ない会話の間に、今回御朱印を書いて頂いた方は、御朱印帳に挟まれた白い紙を一つずつ、丁寧に御朱印帳からはみ出ないようにと、サイズを合わせてご朱印帳と同じ大きさになるようにと折りたたんで下さっていた。
小さなことだけれども、こういう気遣いから、こちらのお方の延暦寺というお寺に対する信仰心というものを、ひしひしと感じてしまい、涙が出そうになった。
今までお伺いした神社仏閣で、御朱印をいただいた際にここまでの気遣いを受けたことが無かったものなので、、、
比叡山では、とても大切なものを学んだ気がする。
それは、信仰心というもの。
こちらでそれぞれのお堂に奉仕されている人々と接して、神様仏様に全てを委ねるということが、今の自分には欠けていたことを改めて思い知ることが出来た。
もう16時が迫っていたので、横川エリアの他の場所に参拝することは諦めて、バス停へと向かった。
ただ、東京に戻ってから今回行けなかった場所について調べてみたら、私が最も信頼していないスピブログで、その場所がパワースポットだと書かれていたのを発見し、無理して行かなくても良かった場所だったということを知る(爆)
まぁ、私にはお呼びがかからなかったと思っていただいて結構ですよ(笑)
結局今回は、比叡山の東塔エリアと横川エリアだけしかお伺い出来なかった。ガイドブックなどを見たら一日で回れると書かれていたけれども、じっくりゆっくり参拝したら、やっぱり一日じゃ回り切れなかった(笑)
今度は西塔エリアにもお伺いしたいな、と思いながらも下山。
ロープウェイに乗って、ケーブルカーに乗り換えて
八瀬に辿り着く。
そして叡山電車に乗って、京都市内へと戻って行った。
カワイイ電車に揺られながら、今回本当に比叡山にお伺いできて良かったと今までの出来事を思い返していた。