定光院へと続く石段を下って行く。
ここでも誰にも合わない。
石段脇に、様々な言葉が掲げられている。
この時の私に一番響いたのが、この言葉だったりした。
愚人にほめられるは
第一の恥なり
ここ数カ月、仕事関係で理不尽と思えるようなことが起こっていた。真面目に努力している人が褒められず、適当に仕事をしている人が褒められているような状況。
けれども、適当に仕事をしている人を褒めている人と言えば、これまた褒められたような人では無かったりしたことに、この言葉を見て気が付いた。
まぁ、この適当に仕事をしている人には、しっかりと天罰が下った訳なんですが、これは機会があれば、お話させていただく事としましょう。
そして定光院に到着。
定光院
入口にはお地蔵様がいらっしゃったので、ご挨拶させていただいてから境内に入る。
境内に入ると、身延山に似た空気感を感じた。
比叡山の横川は、日蓮様が20歳から32歳までの12年間、この地を拠点にされた場所ということ。そして、晩年の身延山の生活が9年なので、生涯で最も長く留まられた場所であるということだった。
定光院という名前の通り、とても光を感じる場所でもあった。
こちらに居るだけで、とても明るい気持ちに満ち溢れてきた。
そして日蓮様にこちらにお招きいただいたことに感謝して、お参りさせていただいた。
本当に、こういうのは、御縁なのだと思う。
身延山に行かなければ、日蓮様の存在もそんなには意識することなく、仮にこちらに来たとしても、何も感じることは出来なかったのだと思うと。。。
そして寺務所前を通り過ぎようとしたら、御朱印がいただけるということだったので、御朱印を頂戴した。
宜しければお堂にお参り下さいとの案内を受けたので、障子が閉まっていたので、一般人はお参りNGと思っていたので、思わず「お参りしても良いのですか?」と尋ねるとどうぞどうぞ、と快く案内を受けた。
お堂の障子を開け、靴を脱いでお参りさせていただく。
そこには日蓮様がいらっしゃって、暖かくお迎えいただいた。
お参りが済んだので、寺務所に再びお伺いして御朱印帳をピックアップしたついでに、疑問に感じていたことを対応していただいたお坊さんにお伺いする。
比叡山にある日蓮様のお寺ということだけれども、こちらも日蓮宗なのか、ということを尋ねると、勿論こちらは日蓮宗のお寺とのこと。入口のところにも日蓮宗比叡山研修道場と看板が掲げられておりますということで、全く気付かなかった自分を恥じる(爆)
また、日蓮宗のお寺ということで、私は今回比叡山延暦寺の御朱印帳を持参してこちらで御朱印を頂戴した訳だけれども、日蓮宗の御朱印帳を持参すれば御首題が頂戴出来るのですか?と尋ねると、その通りということだった。
まさかねー、比叡山の中に日蓮宗のお寺があるとは知らなかったので、御首題帳は持参してこなかったんですよ。まぁ、全ては自分のリサーチ不足だった訳なんですけどね(とほほ)
対応していただいたお坊さんはとても良い方で、日蓮宗のお坊さんはホント良い人が多いなぁと改めて実感したのでした(身延山でも思ったのだけれども)
定光院を後にする際に、入口のところの看板を確認すると、しっかりと「日蓮宗比叡山研修道場」と書かれていた(笑)
そして帰りは200段近い石段を再び登っていった。
登って行ったところに、身延山でも沢山目にした南無妙法蓮華経の石碑を見て、何故か心が落ち着いている自分がいた。
ググって調べてみたら、youtubeで比叡山横川定光院について詳しい動画を発見した。
って、今回寺務所で対応いただいたの、こちらのお方だったので、とてもびっくりした↑