この旅は往復夜行バス利用という、結構ハードな旅だった。
なので、夜行バスが京都駅を出る22時まで京都市内で時間を潰さなくてはならないというミッションがあったりして(笑)、ならば夜の時間帯でもお伺い出来る神社仏閣に行ってみよう!ということで、八坂神社を目指したのでした。
晴明神社からバスに乗って祇園まで。到着すると、どどーんと八坂神社が見えた。
八坂神社 西楼門
流石に京都の観光地のど真ん中にある神社ということで、観光客が多かった。
手水で清めようと思ったら、アジア系外国人が記念写真を撮っていてなかなか手水に近づけず、、、
ホント、神社を遊園地か何かと勘違いしているのではないかと思ってしまった。
この違和感は伏見稲荷大社にお伺いした時に感じた違和感と同じだわ、と思ったりして。
神社はお寺と違って拝観料を取るというところは滅多に無いので、外国人観光客には打ってつけの観光スポットと化しているということを。。。
そこに神様がいらっしゃるなんて言う事を無視しているような行動を目にするものは、辛いものがあったりする訳なんですよね。。。
西楼門を潜ったところにすぐ太田神社というお社があった。
太田神社
御祭神は猿田彦様と天鈿女命様ということで、お導きをいただける神様が御鎮座されていた。
こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいたら、何故かとても喜ばれているように感じた。
こちらに手を合わせる人、少ないんだろうな、なんて思いつつ境内を歩く。
するとライトアップされた舞殿に辿り着いた。
舞殿
そして舞殿近くにある本殿に。
本殿
こちらでもお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
けれども、外国人観光客がお参りしている私に対して明らかに邪魔だと言いたげな視線を送っていた。早くその場からどいて、写真を撮らせてくれ、というもの。
なんだかお参りもへったくりも無いような、言い様のない気持ちになってしまった。
お伺いした時間帯が悪かったのかも知れない。
なので、本殿で参拝しても何も感じることが出来なかった。。。
八坂神社、期待していたものが大きかった分、落胆も大きかったりして。
その後境内を散策。
大神宮社
悪王子神社
素戔嗚様の荒魂が御鎮座されているということだったけれども、これまた何も感じることが出来ず、、、
テクテク歩くと美容水というものを発見。
美容水
そしてその隣に鎮座している美御前社にもお参りさせていただく。
美御前社
祇園という土地柄なのかもしれない。
こちらのように美人になれる神社や、安井金比羅宮のように悪縁を切ることに有名な神社が祇園を中心として半径数キロメートルのところにあるということは。
実際夜の祇園は、どことなく夜の蝶のニオイの漂う風を感じたりした場所だった。
と、どうでもいいことを思いつつ、本殿裏手にある参道に辿り着くと、外国人観光客の姿は全く見えなかった。
なのでここぞとばかりにお参りさせていただいた。
日吉社
刃物神社
厳島社
それぞれのお社でお参りさせていただくと、よく来たね、と労いのお言葉を感じることが出来た。
ちょっと気分が良くなって、再び西楼門方面に戻る。
大国主社
このあたりも外国人観光客の撮影スポットと化していた。
なのでお参りは控えさせていただき、他のお社の参拝もせずに八坂神社を後にした。
京都は良いところだと思う。
けれども、世界有数の観光地ということもあって信仰心が無い人々が多く訪れる場というのは、乱れてしまうことも多いので、京都の神社仏閣に行く時間帯やタイミングって、本当難しいなぁと思ってしまったのも事実なのでした。