次に向かったのは大黒堂。
大黒堂
こちらは伝教大師最澄が比叡山へ登った際に、この地で大黒天を感見したところで、そして日本の大黒天信仰の発祥の地とも言われているそう。 ご本尊の大黒天は、大黒天と毘沙門と弁財天が一体になった「三面出世大黒天」ということで、気になっていたところでもあった。
靴を脱いでお参りさせていただく。
こちらも人々の祈りというものを、色濃く感じる場所だった。
そしてこちらでも御朱印を頂戴して、次に向かったのは萬拝堂。
萬拝堂前で工事をしていたので外観の写真が撮れなかった。
こちらは日本全国の神社仏閣の諸仏諸菩薩諸天善神を勧請し、合わせて世界に遍満する神々をも共に迎えて奉安して、日夜平和と人類の平安を祈願しているというところ。
中に入ると仏様の周りに108の数珠玉がぐるっと囲んでいる形で配置されていて、手で回しながら一周すると煩悩がなくなるということだったので、私も御多分に漏れずに一周させていただく。
お堂の側面には、日本全国の神社にいらっしゃる神々の姿が書かれたものがあったので、これもしげしげと眺めてみた。お伺い出来ていない神社はまだまだ沢山あるよなぁ、、、と思いつつ。
そしてこちらでも御朱印を頂戴して、次に向かったのは阿弥陀堂。
阿弥陀様がいらっしゃるのにふさわしい、ふんわりとした空気が漂う石段を登ると、とても美しい阿弥陀堂が目に飛び込んでくる。
阿弥陀堂
靴を脱いでお堂の中に入ると誰も居なかった。
東塔エリアは観光客が多い場所だけれども、何故かこちらまで参拝に訪れる人々は少ないようだった。
じっくりと阿弥陀如来様を堪能させていただき、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そして東塔へ。
東塔
こちらは中に入ることが出来なかったので、外からのお参り。
そして御朱印をいただこうと思ったら番号札を渡されたので、即ち時間がかかるということなのねん、と思い、再び周辺を散策した。
阿弥陀堂の前には水琴窟もあったので、耳を澄ませて音を楽しんだりして。
そして御朱印帳をピックアップして、大講堂方面に戻ると、途中に戒壇院があった。
戒壇院
石段を登るとそこには質素なお堂があった。
この戒壇院は、僧になるための必修の条件である大乗戒(戒律)を受ける堂ということで、年に一度授戒会が行われるそう。故に戒壇院は比叡山中でも最も重要な堂の一つとされているということだけれども、やっぱり誰も居なかった(爆)
と、ゆっくりと参拝していたら、既に13時近くになっていた。結局私は東塔エリアに3時間近く滞在していたことに気付き(爆)延暦寺バスセンターに慌てて戻り、バスセンターにある売店のお食事処で天ぷらそばをかっこみ(←ほぼ飲んだ位の勢いー笑)、シャトルバスに乗って横川エリアへと向かった。