ここは本当にすごい場所~金峯山寺特別ご開帳に行ってきた 17th April, 2014

橿原神宮でのお導きは、結局はここに行けという事だったんだと、今更ながら思ったりした。金峯山寺。

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後醍醐天皇導きの稲荷

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金峯山寺に到着したのが15:30くらいで、拝観受付が16:00までだった。なので慌てて拝観しようとすると、一人旅の人から写真を撮ってくださいと言われて内心焦りながら、カメラで写真を撮ると、スマホでも写真を撮ってくださいと言われて、2分位ロス(爆)旅先で写真を撮ってくださいと言われることが多いのは何故?と思いつつ蔵王堂へ急ぐ。

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拝観受付所に行って、特別ご開帳拝観券を購入して、隣にあったご朱印受付所で御朱印もお願いした。

蔵王堂

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蔵王堂の中に入る。この際に桜色ミニ木札・特製エコバックを頂く。このエコバックに靴を入れて、入堂。畳敷きの本堂に入ると金剛蔵王権現さまのお姿があった。圧倒的なその存在を前にひれ伏したくなる思いを抱く。こちらにお招き頂いた事に感謝申し上げ、お参りさせて頂いた。

そして、堂内を回ろうとすると、係りの人から「発露の間には行かれますか?」と聞かれたので、発露の間とは何だろう?と思いつつ、お願いします、というと、回廊内に張り巡らされたロープの内側を歩くように指示を受ける。

ロープに従い、本堂内にある仏様を見ながら、ぐるっと一周する形で、再び金剛蔵王権現さまのところに辿り着く。そして内陣という金剛蔵王権現さまにより近い場所に設けられた「発露の間」に案内される。内陣とは通常得度し,僧籍を持つもの以外の入堂は許されていないという場所だけれども、ご開帳に伴い一般に公開しているという事だった。

係りの人に案内頂いて、障子で区切られた畳半畳程のスペースの中に入る。左隣のスペースから中年夫婦がベラベラ話しているのが聞こえてきた。物見遊山感覚かよ、と思いつつ、蔵王権現さまのお姿を拝見させて頂いた。

すると次第に回りの雑音は気にならなくなっていった。そして闇を打ち砕く力と、道を指し示しているような光を感じた。そして金剛蔵王権現さまが私からスルスルと邪気というものを抜き取っている感覚に陥った。

二分程すると鐘が鳴らされ、お時間です~ということで、発露の間を退出。そのまま順路にしたがって、蔵王権現本地堂へ。金剛蔵王権現さまの本地仏である釈迦如来さま、千手観世音菩薩さま、弥勒菩薩さまの三尊がいらっしゃるところ。本地仏というのは、本来の姿である仏様のことで、蔵王権現本地堂ではその本地仏にお会いできる場所なのです。

今から1300有余年前、金峯山山上ヶ岳に役行者が一千日の修行に入り、感得された権現仏であります。権現とは権(仮り)に現われるという意味で、本地仏の釈迦如来(過去世)、千手観音(現在世)、弥勒菩薩(未来世)が権化されて、過去・現在・未来の三世にわたる衆生の救済を誓願して出現されました。また金剛蔵王とは、金剛界と胎蔵界を統べるという意味も表しています。
~金峯山寺HPより引用

つまり

  • 金剛蔵王権現さまの左尊→弥勒菩薩さま(未来世)
  • 金剛蔵王権現さまの中尊→釈迦如来さま(過去世)
  • 金剛蔵王権現さまの右尊→千手観音菩薩さま(現在世)

ということになります。

小角はその地で千日の修行をした際に、衆生を救う仏の出現を祈った。
最初に現れたのは釈迦如来。しかし小角は、その姿では乱れた今の世の猛々しい人々に響かない、と訴える。次に現れたのは千手観音。観音はさまざまな姿に身を変えて救ってくださるが、小角はやはり乱世にふさわしくない、と言う。次に現れた弥勒菩薩にさえ、首をたてに振らなかった。
どうか、世に満ちた悪を打ち払うような強い仏を──そう望んだとき、地が揺れ、雷鳴が轟き、岩を割って現れたのが蔵王権現だった。そう、あの恐ろしい忿怒(ふんぬ)の形相で。
~JR東海 うまし うるわし 奈良より引用

蔵王権現本地堂でお参りさせて頂き、同時開催されていた写真展も眺めつつ、満足して本堂へ戻ろうとしたら、本堂と本地堂の通路でお守り授与所が設けられていたので、五嶽神鏡を頂いた。

ここで縁あってお話させて頂いた方から不思議なことを沢山聞く。そして、それが今回こちらに来た答えだと分かる。五嶽神鏡については、ブログに書けるような軽々しいものではないという事が分かったので自粛します(道理でイロイロネット等調べても、有益な情報が出てこない訳だ)

小一時間程度お話させて頂き、その場を離れ本堂に戻る。最後に金剛蔵王権現さまのお姿を、と思い柵が設けてあった本堂脇から見ていたら、係りの人が畳敷きのところに入って良いと仰って下さったので、もう一度畳敷きの場所で正座してお参りさせて頂くと、涙がとめどなく溢れてきた。

ご朱印帳をピックアップしたら、もう16:30を過ぎていた。
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天満宮

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観音堂

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愛染堂

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脳天天神にも行きたかったけれど、16:30過ぎの神社というのは避けた方が賢明と思い、これまた次回来た時にお伺いしようと誓った。

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ケーブルカーの駅まで歩く。

黒門

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このケーブルカーが満員電車状態になりました(笑)
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そして奈良まで戻った訳だけれど、橿原神宮の駅で乗り換えなくちゃいけなかったのに、ぼーっとしてしまって、訳分からないところで乗り過ごした事に気付き、結局奈良に戻ってきたのは20:00位だった(爆)

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半日だけだったけれど、吉野に行って良かったと思えた。そして金峯山寺はもう一回絶対行きたいな。

<追記>
金峯山寺の御朱印はこちらにアップしています→御朱印これくしょん-その2(仏閣編)

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