橿原神宮で「南へ向えば万事吉」というお導きを得て、向かった先は吉野山だった。当初は橿原神宮のあとに薬師寺に行く予定だったけれど、南に行けということだったので、吉野しか思いつかなかった。
元々旅行のプランニングをしている際に、吉野山に行くのも良いな、とは思っていたのだけれど、桜の季節の混雑ぶりは半端ではないという事だったので、人の余り居ない時期に行きたいと思い今回はパスする予定だった。
しかし吉野来ちゃったよ~って(笑)
吉野駅から確かロープウェイに乗るんだっけ、と思いつつ改札を出たら駅前からバスが出ていたので、良く分からないままそれに乗る(笑)バスに乗る時に貰った地図を見ると、吉野中千本バスのりばまで行くという事だった。
平日の午後にも関わらず、バスはすぐに満員となった。
山の風景ってすごく好きだな。高野山や出羽三山など密教や修験道に関連する土地が、私はとても大好きだという事に、吉野山に来て改めて気が付く。
吉野中千本バスのりばに到着~。地図を見たら、吉野水分神社までは1km程度、金峯神社までは2.5km程度と言う事だったので、楽勝だわ、と歩き始めた。
が、ここが山だという事を忘れていた。。。山の1kmは平地の1kmとは違うんですよね。。。
高尾山くらいの勾配かとなめていたら、吉野は勾配がきついので、結構歩いたと思っても、300m位しか進んでいなくってガッカリしたりしながら歩いていた(武蔵御嶽神社へ行く時位の勾配くらいきつかった)
なので、こちらで休憩する人も多く見受けられた。私も休憩しようかと思ったけれど、この時点で14時を過ぎていたので、休んでいる暇はないと先を急いだ。
けれども、周りには素敵な風景が広がっている。
歩く事20分程度で、吉野水分神社に到着!!!
こちらは本居宣長先生が参拝されていた神社という事で、吉野に行く機会があればお伺いしたいと思っていた場所。
水分とは水配り(みずくばり)を意味し、水の分配を司どる神様を祭る。
延喜式にも名を連ねた古社で、大和でも有数の水分社のひとつ。
俗に子守明神と呼ばれるのは、みくまりがみこもり(御子守)と転化して子宝、安産に霊験あらたかな神として古くから厚い信仰を集めていたため。社殿は豊臣秀頼の再建だが、これは秀吉が水分の神さまに祈願して秀頼をさずかった縁からという。「水分の神の誓ひのなかりせば これのあが身は生まれこめやも」の歌は喜んだ秀吉が詠んだ歌といわれている。
本居宣長もこの神の霊験によって生をうけた一人。何度も参詣し数首の歌を残している。
~近畿日本鉄道・スポット情報吉野水分神社より引用
境内に入ると、桜がとても綺麗で大勢の人がカメラを向けていた。
参拝させて頂いた後、境内を見る。
ご朱印を頂いて、吉野水分神社を後にした。もっと人の少ない時に来たら、すごく良い場所なんだろうって思えるところだった。金峯神社にも行きたかったけれど、金峯山寺に行きたかったので、金峯神社まで行ったら金峯山寺の拝観時間に間に合わないと考え断念。今来た道を今度は下る。
下りはラクチン。
門前町が見えて来て、観光地っぽくなる。草餅やソフトクリームを横目に、とにかく拝観に間に合うように急いだ。
吉水神社もお伺いしたかったけれど、今度来た時に!ということで。
そしてようやく金峯山寺に到着した。この時点で15:30くらいだった。
<追記>
吉野水分神社の御朱印はこちらにアップしています→御朱印これくしょん-その2(神社編)