京都行きのバスの時間まではあと1時間を切ってしまっていたため、根本大塔からダッシュで金剛峯寺へ移動。
手水で清めて表門を潜ると
お遍路さんとお坊様の姿が
拝観受付を済ませ順路に従い進む
新別殿でのお茶のご接待は無しになったのか?
昔お伺いした際にはお茶とお茶菓子のご接待があって、こちらで一服しながら過ごした記憶があったのだけれども、コロナの影響もあるのでしょう。
真言密教の「両部不二思想」を具現化したとされている蟠龍庭
時間があれば佇んでじっくり見学したい程、素敵なところ。
やはり高野山を堪能するには5時間の滞在では無理だということを改めて感じた次第で。
土室の瀧図は素晴らしく
今回これを見られただけでも、金剛峯寺にお伺い出来て良かったと思えた。
すれ違ったお坊様から「こんにちは」と元気よくお声がけいただく。
10年前、初めて高野山にお伺いした際にも高野山で出会った方々には温かくお声がけいただいた記憶が蘇ってきた。
些細なことなのかも知れないけれど、何気ない一言が心に染み入ることもある。
そんな体験が出来るのが、高野山という場所なのでしょう。
金剛峯寺を後にして
バス停に向かう途中にご鎮座されている弁財天様にご挨拶させていただき
約5時間の高野山の滞在は終了。
お昼ご飯を食べる時間もなかったし、やはり高野山を堪能したいのならば宿泊するのが一番だと思ったけれども、今回は奥之院にお参りできたことだけで十分だった上に、智泉様のところにお参り出来、旧正御影供にも出会し、授戒も出来たことを考えれば最大限に時間を有効活用できたと思う。
帰りの京都行きのバスで、なんとなく開いたYouTubeに堂本剛さん・ENDRECHERI の『街 / THE FIRST TAKE』がレコメンドで上がってきた。
堂本剛さん・最近は全く聴いてなかったのに、と思いつつ、動画を再生しつつ車窓から外を眺めたら、その景色と歌詞がオーバーラップして、これも何かのメッセージなのかと思えてきて泣けている自分が居た。
私は純粋さというものを忘れてしまっていたのだと気づいて。
僕が生きてるこの街は
不思議を潜め呼吸してる
まだそれに気づかず
生きてんだろうなって
斜め前を歩く少年に大人なふり夢を手に出来ず捨てた日が
時折り胸を打つ
この少年の
歩いてく先に
不思議がたくさん咲いていますように嘘にぶたれる音は
好きじゃないや
傷しみるけど
今日も戦ってたいな愛を見失ってしまう時代だ
誰もが持っているんだ
自分を守り生きていく時代だ
だからこそ僕らが
愛を刻もう傷ついたりもするんだけど
痛みまでも見失いたくない君の影揺れる日が
多くなってる気がする
小ちゃい男で終わりたくないって
光を射して気付かぬ素振してんだ近頃の空
やけに狭く映るな
君も同じだろう
不安抱きしめてんだろう君が苦しめられない保証が
この街にもあれば
勇気なしで背中押したけど
未だ気がかりだよ
強がる時が来たとしたら
これはチャンスだって
君ならきっと
笑い飛ばせてるよねこのカラダまだ行けるさ
ゲームはまだ終わっちゃいないさ
愛を見失ってしまう時代だ
自分を守り生きていく時代だ
何かを守る為に
愛を伏せるなんて不細工だ愛を見失ってしまう時代だ
街も求めているんだ
自分を守り生きていく時代だ
だからこそタマシイが
愛を刻もう傷ついたりもするんだけど
痛みだけは忘れたくないんだ〜ENDRECHERI(堂本剛) – 街