聖天院の慰霊塔へと向かう。
独特の雰囲気としか言いようがない。
その独特の雰囲気と満開の桜の美しさが相まって、不思議な雰囲気は更に拍車がかかっていた。
こういう時に限って周りには誰もおらず
時は夕暮れ時。
まるで冥界に迷い込んでしまったかのような感覚。
朝鮮様式の八角亭の近くに
こんな案内板があった。
ここは日本国土の中心地で、今からおよそ千三百年前、若光王一行が風水学(現韓国風水学)上、最高の地と定めた。
と書かれていた。
自然のエネルギーは、人間が発するエネルギーに比べてはるかに強いもの。
巨大なエネルギーの流れがある場所が故に、独特の雰囲気を感じてしまったのかもしれないと思いながら、慰霊塔を後にした。
本堂にもどる。
夕暮れ時のせいか、参拝客は誰もいなくなっていた。
そして山門へと戻り
山門右側にある王廟(高麗王若光の墓)へと向かう。
正面から写真を撮ることは憚られたので、遠くから写真を撮らせていただいた。
南無大師遍照金剛
聖天院から歩いて高麗駅まで戻ることした。
神と和解せよ、か。
高麗郷古民家(旧新井家住宅)や
曼珠沙華の名所として知られる巾着田を通り過ぎ
時間があったらお茶したいと思っていた阿里山カフェへの立ち寄りも泣く泣く諦め、西武線の高麗駅に到着した。
また時間が作れれば、高麗神社と聖天院へはお参りにお伺いしたいと思う。
大きな龍脈上にあることから、高麗神社周辺には気の流れが満ちていると言われている。
宇宙にはエネルギーが充満しており、自然のエネルギーは私たちが発するエネルギーに比べてはるかに強い。何かしらのトラブルは気が上手く行かなくなっている事とも関係しているため、調子が悪い時にはこういった場所を訪れること=転地が必要なのかもしれない。
今度お伺いする際には、阿里山カフェへ行く時間を取ることも忘れないようにしよう(笑)