高麗神社へ公共交通機関利用で行ってきた

昭和26年に発行された、坂口安吾が高麗神社に訪れたことを記したエッセイ『安吾の新日本地理 10 高麗神社の祭の笛――武蔵野の巻―― 』の冒頭はこんな記述から始まる。

今日では埼玉県入間郡高麗村ですが、昔は武蔵の国の高麗郡であり、高麗村でありました。東京からそこへ行くには池袋駅から西武電車の飯能行きで終点まで行き、吾野行きに乗りかえ(同じ西武電車だが池袋から吾野行きの直通はなく、いっぺん飯能で乗り換えなければならない)飯能から二ツ目の駅が高麗です。

今回平日に時間が出来たので、以前からお伺いしてみたいと思っていた高麗神社へ行こうとしたものの、公共交通機関利用の場合のアクセスは昭和26年当時とほぼ変わらず西武池袋線で飯能まで移動し、そして飯能駅から西武秩父線に乗り換えなければならなかった。

公共交通機関利用の場合、西武秩父線の高麗駅から徒歩で40分 or タクシー、もしくはJRの高麗川駅から徒歩20分 or タクシーというのが高麗神社の公式HPでの案内。

西武池袋線で飯能駅まで移動するものの、接続が悪く西武秩父線に乗り換えるには30分程待たなければならなかったので、路線検索すると数分後発のバスに乗れば飯能駅から高麗川駅まで移動出来ることが分かったので、ちょっとした観光気分も味わいたく、バスで移動することにした。

途中滝不動というバス停に停車したので、窓の外を見ると金ピカの仏像が目に入り

ネットで調べてみると私が知らなかっただけで、人には教えたくないパワースポットとか、様々な御朱印がいただけることでSNSで有名という台瀧不動尊/瀧不動尊というところだったらしい(もうパワースポットとか御朱印に疎いものなのでー笑)

路線検索では高麗川駅ではなくその次の四本木という停留所で下車すれば、徒歩17分程度で高麗神社まで行けるということだったので、四本木で下車してテクテク歩いて高麗神社を目指した。

牧歌的な風景を歩くこと15分程度、高麗川にかかる出世橋に到着。

案内板にはハングル文字。

出世橋を渡るとすぐに高麗神社の駐車場が見えてきた。

桜は満開状態

高麗神社は高句麗からの渡来人・高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)が主祭神としてお祀りされている珍しい神社。

私がこれまで訪れた神社でも、こちらの神様がお祀りされたところは他に記憶が無い。

韓国が好きな方はこちらを聖地巡礼で訪れるということだけれども、私は残念ながらK-Popにも韓流にも興味が無いのでそういった目的では無く

ただ、何故この土地にこの神社が建立されているのかということにとても興味があったので一度お伺いしてみたかったのだった。

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