京都駅に戻り、目指したのは「京都タワー」。
毎回、京都駅に到着し中央口を抜けると目に飛び込んでくる京都タワーを見る度に、京都に来たのだなと実感する訳なのだけれども、実際に京都タワーにのぼったことは一度も無かった。
何故今回、京都タワーにのぼろうかと思ったのかと言えば、高城剛さんの『NEXTRAVELER 京都: 素敵な星の旅行ガイド』の中で、京都タワーについての記述があり、それに影響されたのだった。
「所詮、観光名所でしょ」と言う前に、一度は「京都タワー」の展望台にのぼって、街全体を眺めるのをおすすめします。
実は、ここが京都市内ではもっとも高い建造物。建設当時、「東寺の塔よりも高いものは建てない」ことが不文律となっていた京都市で、歴史的景観との調和のありようが争点となったほど「異質」な京都が駅前にあります。
展望台にあがれば、神社仏閣の位置や、東西南北にクロスする基盤の目のような街路、そして、囲まれた山々を見れば、町からすぐ近くにある「自然に囲まれた京都」を実感できるに違いありません。
~『NEXTRAVELER 京都: 素敵な星の旅行ガイド』より引用
高城信者としては、やはり百聞は一見にしかず、ということで、今回京都タワー展望台にのぼることにした。
1階でチケットを購入して、専用エレベーターにのり、展望台に。
展望台に到着。
私以外、ほぼ外国人観光客だったので、ここは京都か?という気分になりながらも、京都の街並みを展望台から望む。
展望台ガラス面には、神社仏閣などの位置が書かれており
京都を守る四神についても示されていた。
四神というのは、東は青龍、西は白虎、南は朱雀、北は玄武の四神(霊獣)であり、京都はその「四神相応」の考え方を元に、東西南北が四神の結界に護られている土地だという。
実際に京都タワーの展望台から、京都市内を眺めてみると
山々に囲まれた盆地ということも実感出来たし、この形状はやはり結界というものを意識せざるを得なかった。
京都タワー展望台には何故か神社があったのだけれども
どちら様がお祀りされているのか、鳥居の前に佇んでも良く分からなかったのでお参りは控えた。
京都という土地は非常にミステリアス。
やはり、何事に於いても、一度は俯瞰することが必要なのかも知れないと思った次第でして。
物理的にも心理的にも。
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