6年ぶり、3度目の参拝~天河大辨財天社

京都駅近くのホテルを朝6時過ぎにチェックアウトして、近鉄京都駅6:41発の急行に乗車。そして、橿原神宮前駅で乗り換え、8:35に下市口駅に到着した。

下市口駅から天河大辨財天社前までのバスは一日3本。

8:47発のバスに乗車する。

今回、何故天河大辨財天社にお伺いするのかは、自分自身でもはっきり言って良く分からなかった。

最初に訪れたのは2012年の12月。

この時はまるで天国のようなところだ!と感動したのだけれども、2回目の訪問時はその印象は逆転し、この地を訪れることはもう二度とないだろう、と思った程、憤慨した出来事だらけだった。

しかしながら、ここ最近、美内すずえさんの御本など天河大辨財天社にまつわる話ばかりが自分の元に届き、極め付けは講読している高城剛さんのメルマガのQ&Aの中で、天河大辨財天社について語られていたことだった。

かつての日本は、大陸から来た人たちに山ばかりの国だと思われてたこともあり、東へ進む人たちは、海沿いを伝って移動していました。

その彼らが、どうしても越えられない「門」として考えられていたのが「山門」(やまと)と言われた日本最大の半島、紀伊半島です。それゆえ、ここに上陸した人たちによる太古からの文化が根付き、いまも大自然の中に異なる宗教(神道・仏教・修験道)の聖地が存在しています。

この地を読み解く鍵は「道」で、スペインのサンチアゴ・デ・コンポステーラに次いで、「道にかかわる2つ目の世界文化遺産」に登録された経緯があります。

なかでも、僕の関心は、大峯奥駈道です。

吉野から熊野まで山上ケ岳、弥山、八経ケ岳など二千メートル近い山々の尾根を縫うように続く道は、修験道の中でも最も過酷で、厳しい修行の場でもあります。この道を通り、下山した山伏が集まるのが、天河大辨財天社の例大祭なのです。

彼らは、吉野から熊野までの間にある75ヶ所の「なびき」で般若心経を納めます。このようなことから、天河大辨財天社は、神社でありながらも、修験道が集まり、般若心経を唱えています。

どうか、太古の日本を感じる良い旅を!

~高城未来研究所「Future Report」Vol.418/Part2 より引用

あぁ、これはもう行けってことなんだな、と思いながらも、半分疑心暗鬼になっている自分も居た。また嫌な想いをするのではないか、と。

バスに揺られること、1時間程度。

昔この路線に乗車した時には、到着するまでに眠くなったり、感情が抑えられないような気持ちになったりと、えらく時間がかかったような記憶があったのだけれども、今回はそういった葛藤のようなものは一切無く、あっけなく天河大辨財天社に辿り着いた。

手水で清めて

橋を渡る。

拝殿からはお経や太鼓の音が聞こえてきた。

鳥居を潜り、狛犬さん達にもご挨拶させていただき

お参りさせていただこうかと思ったけれども、神事が執り行われている最中だったので、終わるまで待っていた。

神事が終了し、参列されていた方が引けた後、拝殿に向かう。

6年ぶりの参拝。

こちらに再びお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく。

参拝客の姿が無かったこともあり、しばしこちらの前で祈りを捧げていた。

BGMなのか?ピアノの音が響く拝殿内は荘厳な雰囲気が漂っていて、6年前の参拝時とは明らかに場の空気が違って感じられた。

そしてしばらくしたところ、突如としてメッセージが降りてきた。

「全ては愛です」

頭では(超ベタな!)と思ってしまったのとは裏腹に、このメッセージを受けた途端、悲しくともないのに涙がとめどなく溢れてきて、私の魂は喜びに打ち震えていることがありありと分かった。

今回の旅に出る前に、何故か精進潔斎をしなくては、と刺激物等を廃除していたのだけれども、このメッセージを受けるためのものだったのか、と納得してしまった。

そして、こうすればああなる、とか、これだけやったのだから、とか、そういう「頭」で考えられる期待や計算をしないこと、そして直感に従って全てを流れに任せれば、必要なものは必ず与えられるということを身を以って体験することが出来た。

神事の後だったせいか、それとも平日ということもあり参拝客がほとんど居なかったこともあるのかも知れないけれども、天河大辨財天社の本来の力というものに触れられたような気がした。

結局小一時間程度拝殿の前に佇んでいた。

そして参拝客の姿もちらほら見えてきたので、拝殿を後にした。

役行者様にもお参りさせていただき

境内を散策。

そして、6年前にはお伺い出来なかった場所へと向かった。

百年後の人たちへ 賢人からの遺言 たいらけく やすらけく

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