旅の中日は、とあるところにお伺いして、旅行最終日。
旅行最終日は蔵王権現様と脳天大神様にお参りさせていただくことにしていたので、京都から吉野を目指す。
朝7時台に京都駅に到着し、近鉄京都駅の駅窓口で、金峯山寺にお伺いするにはとてもお得な『吉野山・蔵王堂特別拝観券付割引きっぷ』を入手。この切符は京都⇔吉野の往復乗車券+金峯山寺の拝観券で3,090円。
通常の運賃が京都から吉野までの片道が1,230円。そして金峯山寺の拝観料が1,000円なので、400円程度お安くなる切符なのです。
特急に乗りたい場合には別途特急券を購入しなければならないのだけれども、特急料金も片道1,320円なので、行きは特急を利用した。
特急に乗ると旅の気分もぐっと増すのは何故なんでしょうかね?
そして吉野に到着した。
この日は平日ということもあり、さほど人は居ないんじゃないのかしらん?などと甘く考えていたけれども、流石に桜のシーズンということもあって、ゴールデンウィーク並みの人の多さ。
殆どの人はバスに乗って中千本へと向かっていたけれども、やはりここはケーブルでしょ!ということで、ケーブル乗り場に移動。
今年やっとケーブルが再開されたということで、このケーブルに乗るのも楽しみにしていたのです。
ケーブルを降りても、吉野は勾配がきついので日頃の運動不足を嘆きつつ、テクテク歩く。
そして金峯山寺黒門に差し掛かる。
金峯山寺黒門
ここを潜ると何故か気持ちも引き締まり、道なりに歩いていくと金峯山寺 銅の鳥居が見えてきた。
金峯山寺 銅の鳥居
こちらは正しくは発心門と呼ばれ、山上ヶ岳までの間にある四門(発心・修行・等覚・妙覚)の中の最初の門だと言う。
近くには役行者さまもいらっしゃるので、再びこちらの地にお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
最初に金峯山寺にお伺いしたのは5年前。
こうやって毎年お伺い出来ているのも何かのご縁なのだろうと思いつつ、感慨に耽りながら歩いて到着したのは、金峯山寺の仁王門。
金峯山寺仁王門
仁王門に到着すると光が差してきて、単純な私は歓迎されているような気持ちになってしまった。
神社仏閣が好きだと言うと、仏像を美術品のように観賞したり、歴史ある建築物に興味があるのだと思われがちだ。
確かにそれらの美しい仏様や素晴らしい建築物も素敵だとは思うのだけれども、私は単純に神様や仏様にお会いしたくて神社仏閣にお伺いしているので、これを人に説明するのが難しい(ので、普通の人に説明する際には適当にお茶を濁している)
蔵王権現様も、観賞するに値する位に素晴らしい仏像だとは思うのだけれども、それだけではない、何かがあるからこそ、こうやって毎年お伺いしてしまうのだろう。