先月京都方面に行ってきた。
羽田から伊丹で飛行機で飛んで、京都に移動するというのも好きなのだけれども、やはり時間短縮となると新幹線に勝るものは無いということで、今回は新幹線で京都へ。
品川始発の「のぞみ」に乗車すると、8時過ぎには京都駅に到着することが出来る。
品川の新幹線のりばは、朝5時30分にならないとゲートが開かないので、ゲートが開くまでしばし待ち、
始発の新幹線に乗り、品川駅の売店でゲットした朝食を食べたりしていたら
2時間程度で京都駅に到着。
そして、比叡山坂本へと移動。
比叡山坂本というところは、京都駅からも4駅と、さほど遠くは無い場所なのだけれども、外国人観光客で溢れている京都市内とはうって変わって、静かで落ち着いた、私にとっては心休まる場所だったりする。
そしてその穴太衆積みの石垣は本当に美しく、歩いているだけで癒されるような気分になってしまう。
今回は比叡山坂本にある、ずっと気になっていた西教寺にお伺いしようと思っていた訳だけれども、比叡山坂本駅から西教寺に向かうバスの本数が限られていたので、歩いていくことにした。
日吉大社手前に西教寺へ向かう案内版があったので、それを頼りに歩いていくと、伝教大師最澄様の御母上である妙徳夫人が御祭神であるという、市殿神社に差し掛かった。
市殿神社
こちらは、子育て・子授けにご利益があるということ。
そしてお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただくと、とてもふんわりとしたものを感じた。
母の愛の偉大さ。
そんなものを感じ、ただひたすら圧倒せざるを得なかったというのが正直なところだった。
余談だけれども、この旅の後に読むこととなった漫画の中で描かれていた、妙徳夫人の描写がお参りさせていただいた感覚と全く違うものだった。
漫画だから事実と相反するものがあるのは当然だけれども、やはり視覚に訴える漫画で描かれている世界は、人の印象に残りやすいことを考えると、いかがなものか、と思ってしまった次第でございまして。。。
それにしても、やはり坂本の街並みは美しい。
こういう風景に出会いたくて、旅をしているのかも知れない、なんて思いつつ、西教寺を目指すも
猛暑の中、歩いていると、何故そこまでして、その場所を目指すのか?という気分になってしまったことも確かで
熱中症にならないように、と祈りつつ、西教寺を目指す。
そして、その西教寺を目にした途端
その澄みきった清涼感に感服している自分が居た。