旅行最終日。
夕方に伊丹発のフライトを予約していたので、残された時間は限られていた。
当初は奈良駅周辺の神社仏閣にお伺いしようかと考えていたけれども、やはり吉野に行かなくてはならないような気がした。
奈良から吉野までは電車で1時間半程度かかる場所なので、吉野に行ったとしてもそれほど参拝の時間が取れないことは分かっていたけれども、やはり、行かなきゃならんでしょ、と言う事で、吉野駅に到着。
今年もロープウェイは運行されていなかった。
なので、徒歩で金峯山寺方面へと歩く。
そして昨年初めてお伺いさせていただいた幣掛神社に差し掛かる。
手水で清めた後にこちらにお参りさせていただき
今年もお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そして幣掛地蔵尊様、そして幣掛行者堂にもお参りさせていただき
その力強さにひたすら感服するしかなかった。
そして舗装された坂をひたすら歩く。
雨上がりの気候で、気温はさほど高くないのにも関わらず、湿気から汗がにじみ出てくる。
そして自身の身体の重さというものを、何故か嫌という程実感させられた。
その身体の重さと感じていたものは、実は自身の穢れだったのではないかと思える程で。
聖地という場所にお伺いすると、普段特段意識していないようなことが気になることがある。
今回それは、身体というものについて考えさせられるものだった。
心と身体は繋がっている。
そんなことを思いながら、歩みを進めていくと行者堂前に差し掛かり、お堂にお供えされている品々を見て、この日が5月3日だという事に気付いた。
お堂にお供えされている品々を見て、奇しくも昨年も5月3日に吉野にお伺いしたことを思い出した。
そして金峯山寺に到着した訳だけれども、今回はまず脳天大神様のところにお伺いすることにした。
脳天大神参道を歩く。
役行者様にもご挨拶させていただき
石段を降って行く。
そして脳天大神龍王院に到着した。
お線香とロウソクを手向けて、再びこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そして社務所で今年も脳天タオルと御朱印を頂戴したら、お下がりのゆで卵を頂戴したので休憩所で御相伴に預かる。
脳天大神様は、飾られていた絵が示すような場所であり、分かる人ならばその存在を感じることが出来る場所だとは思う。
だからこそ、安易な気持ちで参拝しない方がいいところでもあるのかも知れない。