はなまつりということで築地本願寺へお伺いしました

4月8日はお釈迦様のお誕生日をお祝いする花まつりが行われるということで、今年は日曜日ということもあり、どこかのお寺にお伺いしたいと思っていたけれども、最近親鸞様が気になるということもあって、今回初めて築地本願寺にお伺いさせていただきました。

築地本願寺は日比谷線築地駅下車徒歩1分という好立地にある場所。

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地下鉄から地上に出ると、すぐに見つけられるので迷うということは全く無かった(笑)

花まつりということで、境内には屋台が出ていたり、体験コーナーということで移動動物園や移動遊園地などが設置されていて、お寺とは思えない程の華やかな雰囲気に満ち溢れていた。

そして手水で清めて

本堂へと向かう。

日本のお寺とは思えない外観。

築地本願寺のリーフレットには

1923(大正12)年、関東大震災にともなう火災により焼失したため、建築家の伊東忠太氏の設計により、古代インド仏教様式の外観で1934(昭和9)年に現本堂が落成しました。

と書かれていた。

私も多くのお寺にお伺いしているつもりだったけれども、こういった外観のお寺にお伺いしたのは初めてだったので、それは新鮮な驚きでもあった。

そして境内に掲げられていた言葉を見て、こちらが浄土真宗のお寺だということを認識した訳でございまして。

浄土真宗というのは「祈りなき宗教」と言われている。

お守り、御札などが無いのもそういった所以からで、他力本願という言葉も、自らの修行によって悟りを得るのではなく、阿弥陀仏の本願に頼って成仏することを意味している。

自分勝手な願いを仏様に押し付けるのではなく、仏様の願いを聞くということ。

花が咲きますように、と念じなくても花は時期が来たら咲き誇り、そしてその咲き誇った花が散らないようにと念じても、花は散る時には散る。

人の願いというのは時として自己中心的になりがちなものであるけれども、それは果たして仏様の望まれている願いなのか、ということなのだろう。

本堂の中にお邪魔する。

御本尊である阿弥陀如来様に、今回こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていだいた。

やはり阿弥陀如来様がいらっしゃるということで、目を瞑っていても金色に輝く光が感じられて、こちらの阿弥陀如来様のお力というものを実感することが出来た。

そして花御堂の誕生仏様に甘茶をかけて、お誕生日をお祝いさせていただいた。

お伺いしたタイミングが良かったらしく、11:30からは本堂で灌仏会が行われるということで、こちらに参列させていただくことが出来た。

浄土真宗の法要に参列させていただくことが初めてだったので、他の宗派の法要とは全く異なったその様式に正直驚きを隠せなかった(般若心経を唱えないとか、そういったこと)

ただ、阿弥陀如来様と親鸞様のお力なのか、こちらのお堂ではただ安堵感と言うべき優しいものしか感じなかった。

それはこちらに訪れる全ての人々を包み込んでくれる大いなる慈悲の力、のようなもの。

これだけ優しい雰囲気に包まれているところも珍しいと思った程だった。

灌仏会終了後、御朱印代わりの記念スタンプを頂戴して、本堂を後にすると大江戸助六太鼓のパフォーマンスが始まっていた。

その賑やかな境内に、花御堂も設営されていたので、こちらでも甘茶を手向けてさせていただき、実際に甘茶の御相伴にも預かることが出来たので、ありがたく甘茶をいただいた。

以前読んだ本にはこういった記述があった。

日本仏教には大勢の思想家が輩出しています。ざっと数えてみても

1 聖徳太子 2 行基、3 最澄、4 空海、5 空也、6 源信、7 法然、8 栄西、9 親鸞、10 道元、11 日蓮、12 一遍、13 一休、 14 蓮如、15 白隠、16 良寛

といった名前が浮かんできます。いずれもすばらしい仏教思想家です。けれども、現代の日本人の考え方に大きな影響を与えた思想家といえば、やはり親鸞と道元だと思います。この二人が双璧です。

~中略~

親鸞と道元には、もう一つ共通点があります。じつは、こちらの共通点のほうが重要です。それは彼らが政治権力から離れていたことです。

親鸞は、師の法然の念仏停止に連座して、越後に流刑になりました。それ以後、彼は政治権力との交渉を断っています。

道元も、宋で師事した如浄禅師の訓誡によって、政治権力への接近を拒否しています。

わたしは、このような態度のうちに、たんに親鸞と道元の二人の思想家だけではなしに、仏教思想の本来のあり方が見られると思います。すなわち、政治の問題を離れることによって、仏教は時間・空間を超越して真の人間の問題について思案し、わたしたちに真の人間の生き方を教えてくれるのです、時代を超えた、普遍的な人間の生き方を教えることができるのが仏教であり、仏教の思想家です。だからこそ、親鸞や道元、その他の多くの仏教思想家の思想が、現代のわたくしたちに大きな影響を与えているのです。

~『仏教と神道―どう違うか50のQ&A (新潮選書)』より引用

お釈迦様のお誕生日に築地本願寺にお伺いしたことによって、改めて仏教とは、仏様とは何かということを考えることが出来たのも、何かのお導きなのだろうと思えて仕方がなかった。

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