朝4:30に起床して、身支度を整えて5:00過ぎに神宮会館を出発した。
神宮会館から内宮に続く道。
この道は、本当に何度歩いたことだろうと思いながら、内宮まで歩みを進める。
昔は朝5:00の開門と同時に内宮にお伺いしていたけれども、開門時には結構人が居るので今となってはちょっと時間をずらしてお伺いするようにしている。
この時間帯の方が、人は少ない。
殆ど人の居ない宇治橋を渡る。
空は次第に明るさに満ちた表情へと変化を遂げていた。
早朝の内宮というのは、本当に美しい。
手水で清めて
更に歩みを進める
そして五十鈴川へと向かう。
日中の喧噪とは打って変わって、川のせせらぎや、鳥達の鳴き声がじんわりと身体に沁み込んでいくかのように、静寂の時を過ごす事が出来た。
殆ど人の居ない玉砂利の参道を歩いていると、いろいろなことが思い返される。
初めて伊勢神宮にお伺いしたのは5年前。その5年という期間は長かったようでもあり、あっという間だったようにも感じる。
数多くのお参りを重ねるが故に、あの時のお参りはこうだったとか、余計なことを考えてしまうのも事実だったりする。
けれども、そういうことは考えずに、この時は、このお参りに集中しようと感じた。
そこには、その瞬間瞬間に経験していることを実感することが大事なのだと、強烈に感じさせる、何かがあった。
そして今回も御垣内参拝をさせていただくことが出来た。
有難すぎて、本当に感極まって泣きそうになっていた。
伊勢神宮は本当に光を感じる場所だ。
今回もありあまる光を見せていただいたことに、感謝の気持ちで一杯になる。
荒祭宮でもお参りさせていただき、自分の行いが間違っていなかったことをお教えいただき感謝の気持ちで一杯になる。
そして風日祈宮へと向かう。
風日祈宮さまが余りにも素敵だったので、やはり風日祈宮さまに関連するものを頂戴したくなり、神楽殿で風日祈宮剣祓という風日祈宮さまの神札を頂戴した。
対応して下さった神職の方がこれまた丁寧な方で、折れ曲がらないように注意して下さいね、と優しくお言葉を頂けたことに、涙がちょちょぎれる位に感謝の気持ちで一杯になった。
そして大山祗神社と子安神社にもお伺いした。
誰も居ない中、お参りさせていただくこと、これまた光を見せていただくことが出来た。
伊勢神宮は本当に素晴らしいところ。
お参り出来るという事自体が、幸せなところ。
再びお参り出来るようにと擬宝珠に触れさせていただいて
鳥居を潜り振り向くと、鳥居からはこれからの道を指し示して下さっているかのような光が差していた。