外宮を後にして、向かったのは月夜見宮。
今回は何となくだけれども、月夜見尊さまにお会いしたくなったのだった。
外宮から続く神路通りを歩く。
こちらの道は外宮の参拝客の喧噪とは程遠い、のんびりとした世界が広がっている。
途中小学校などもあり、GW最中とはいえ平日だったので、校庭では素直そうな小学生たちが、これまた素直そうに先生の言う事に耳を傾けている姿が見えた。
こういうのんびりとした土地で育ったら、私のへそ曲がりな性格もまた違うように育まれたのかもしれない、なーんて思ってしまったりして(笑)
そして月夜見宮に到着。
月夜見宮
鳥居を潜り
境内を少し歩くと
手水があるので、そちらで清めさせていただき
月夜見尊の元に到着。
再びお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そして高河原神社へと向かう。
高河原神社
こちらでもお招きいただいたことに感謝してお参りすることが出来た。
そして社務所で御朱印を頂戴した。
以前、月夜見宮の社務所であまり良い対応をされた記憶が無かったので、月夜見宮への足が遠のいていた時期もあったけれども、ここ最近はそういう対応をされることも無くなった。
今回もご丁寧に対応していただいて、感謝の気持ちで一杯になる。
やっぱり神社仏閣の印象は、奉仕されている人に左右される部分が、私は非常に大きい。
そしてしばし境内に佇む。
月夜見尊さまは、月と夜を司る神様と言われているお方であるけれども、伊弉諾尊様が黄泉の国から帰還された際にお生まれになった、尊い三柱の神様のうちの一柱であるにもかかわらず、天照大御神様や素戔嗚尊様に比べると、その存在感は正直薄いという印象がある。
けれども、それだけ神秘的だとも言える。
そして、生けし生けるものにとっては、太陽に照らされている時間だけではなく、夜の闇に包まれている時間というものも存在する。
今回何となくお伺いしなくては、と思っての参拝だったけれども、再び参拝させていただいたことで、その夜の闇を嫌うこと無く、その漆黒の時間に何を成す事が出来るのか、と言う事を月夜見尊さまに問われているような気がして仕方がなかった。
漆黒の闇の中にも、月の光と言うものが煌々と照らされているという意味についても。