お寺は心を整えるところ、そして神社は気を整えるところ。
昔お伺いしたとあるお寺さんで、そんなお話をしていただいたことを思い出しながら、ケーブルカーに乗車して下山。
今回も横川の元三大師様のところにお伺い出来なかったことは心のこりだった。
いつもならケーブル坂本駅からバスに乗って比叡山坂本駅に戻るのだけれども、今回は歩いて駅まで戻ることにした。
実際に歩いてみるとそんなに距離もないし、昔ながらの雰囲気が残っている坂本と言う街は歩いていると、何故かとても癒されるような気がしたのもある。
そして、日吉大社前にある求法寺走井元三大師堂にお伺いすることにした。
横川へお伺い出来なかった、せめてもの罪滅ぼしと言うべきという気持ちで。
求法寺走井元三大師堂
こちらのお寺は、元三大師様が12歳の頃、比叡山への入山修行の決意を固められたというところだったりする。
再びお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そして去年初めて横川にお伺いして、呼ばれるように元三大師御廟に向かって行った時のことなどを思い出して、思わず涙が出そうになった。
これも、御縁なのだろうと。
やっぱり比叡山に行こうと思ったら日帰りじゃダメだなぁと改めて実感しつつ、駅へと歩いて行った。
途中律院の前を通りかかり、門前より手を合わせる。
再びお伺い出来ますようにと祈りながら。
そして京都まで戻り、ホテルにチェックインすると京都駅のキャリーサービスで預けた荷物もちゃんと到着していたので一安心(笑)
ホテルの部屋で一息つきつつ、明日の移動の詳細などを確認する。
この旅は、当初は伊勢から始まるはずだった。
私が伊勢に行くなら泊まることを決めている神宮会館の予約が取れたのは、5月1日。
なので当初は東京からいつものように名古屋経由で伊勢に行こうかと思っていたのだけれども、GW中ということもあってか、東京から直行で伊勢に行く夜行バスは何故か1万円を超えていた。
夜行バスで1万円は支払いたくないよなぁと思い、新幹線を利用して、とも思ったけれども、いつも利用しているANAの旅作をチェックしてみたら、羽田⇔伊丹往復のフライト&京都のホテル(今回は三井ガーデンホテル京都四条)1泊で¥24,700という値段だったので、新幹線で名古屋から伊勢に行くのと、旅作を利用して京都から伊勢に行くのも値段的に対して変わらないことに気付き、今回は京都から旅を始めたという経緯があった。
我ながらケチ臭い理由だなとは思うけれども(笑)飛行機を利用して関西入りしなければ、今回のような不思議な出来事に出会わなかったと思うと、これまた不思議で、結局全ての物事と言うのは、自分で選択しているように思っているのだけれども、実は全て決められているかのかように思えて仕方がなかった。