宿坊を出る際に、宿の人からこれから何処に行くのか?と尋ねられた。奥の院と出来れば大嶽神社に行きたいけれども、大嶽神社には行けるかな?と言ったら、奥の院にたどり着けたら考えてみれば、と言われた。
この人は奥の院まで行ける体力はないと言いたげな口調だったけれども、前回奥の院まで行けたことは口には出さずに、頑張ってみまーすと返答しておいた。
天狗の腰かけ杉から、奥の院方面を目指す。
日本武尊の后 弟橘媛の碑のところに、あっという間にたどり着く。
前回来た時は、バテバテだったけれども、今回は全然苦にならない。
リュックの中に大口真神様の護符があるし、何故か後ろから押してくれている存在のようなものを感じていたのもある。
この日もとても輝いていた。
日本武尊の后 弟橘媛の碑
再びお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく。
誰にも合わずに、ただひたすら歩いていたら、鎖場に辿り着く。前回はここに来るまでえらく時間がかかっていたような気がしたのだけれども?と半信半疑で鎖場を通り過ぎる。
きのこが生えていることに気付いたり、景色を楽しむ余裕もあった。
そして、あっと言う間に男具那社に到着。
男具那社
全然疲れていないことに、自分自身びっくりしながら、お参りさせていただいた。
そして、そのまま奥の院まで駆け上がる。
武蔵御嶽神社 奥の院
誰も居ないので、しばらくここに居た。
武蔵御嶽神社から聞こえてくるであろう、太鼓の音に耳を澄ませていると、きちんと祈りと言うものが神様に届いているような気分になった。
手を天に掲げている、祈りの象徴のような木を見て、感慨に耽ったりして。
そして大岳山へ向かおうと、奥の院から岩だらけの道を下る途中に蛇さんと遭遇してしまった。以前の自分ならば、蛇を見たら青ざめていたのだけれども、今回は冷静に蛇さんを踏まないように、と足場を確認している自分が居た(笑)