檀上伽藍から霊宝館に移動。
ここに、来たかったんだなぁ~。
霊宝館
霊宝館ってどんなところ?と言うと、
高野山は開創以来しばしば火災に見舞われ、多くの重宝を失ったが、今日まで伝えられた文化財は開創1200年を経た今もなお膨大な量である。
こうした山内の貴重な文化遺産を保存し、その一部を一般公開するため、大正10年(1921)に有志者の寄付と金剛峯寺によって高野山霊宝館は建てられた。建物は宇治平等院を模したもので、山内には数少ない大正建築としても貴重な存在だ。
また保存すべき文化遺産の増加にともなって昭和36年(1961)には本館の南隣に大宝蔵が建設され、各寺院に分散する文化財の大半が収蔵保管された。その後も指定文化財の増加が、昭和59年(1984)には新館を建設。平成15年(2003)には、空調設備と防火対策が備わった収蔵庫も建てられた。
現在では、国宝、重要文化財、和歌山県指定文化財、重要美術品などを含む約2万8千点を収蔵するほか、5万点以上の未指定品を収蔵している。
ここを拝観して初めて高野山の歴史を知ると共に、わが国の歴史と仏教文化の一端をうかがうことが出来る。
~高野山ガイドブックより引用
という所だったりするのです。
そして、この開創法会機関限定特別公開ということで、高野山三大秘宝と快慶作の孔雀明王像が拝観できるということで、今回こちらにお伺いすることをとっても楽しみにしていたのでした。
霊宝館でも御朱印をいただけるという情報を事前にゲットしていたので、拝観後に御朱印を頂こうかしらん?と思ったけれども、こちらでは番号札と引換に、というシステムだったので、拝観前に御朱印帳を受付に預けた。
当然館内は写真撮影禁止なので、写真は無しです。
なので頂いたチラシをアップしてみますね。
こちらのすごいところは、手を伸ばせば触れられる位に近くで拝観できるところ。ガラスケース越しに仏像を拝むなんてことはないのだ。
それだけ、仏像の姿がリアルに見られるところも好きだったりする。
館内に入場すると、やはりこちらも人が沢山居た。
2年前はほとんど人が居なかった場所だったので、思う存分仏像などを拝観できるところが気に入っていたのだけれど、今回は春日大社の特別拝観の流しそうめん的なカンジでした。そして、やはり人が多いとお喋りも多い訳で、ちょっと集中力に欠けたりした。
しかし、孔雀明王像の前に立ったら、本当にスゴイ!としか思えず、しばし孔雀明王像の前に釘づけになってしまった。
そして三大秘宝のところにも行ったけれども、ここも人がてんこ盛り。
けれども、4月2日~5月21日の期間しか見る事の出来なかった秘宝を拝観できて、とても嬉しかった。
そして、3月21日~7月5日まで公開されているという、高野山の御神宝(檀上伽藍御社の奉納品)というものも視られて、とてもありがたい気持ちになったりした。
館内を拝観し、売店でこれは絶対購入しなくては!と思っていた図録を購入。
【高野山開創1200年記念展 初公開! 高野山の御神宝―壇上伽藍御社の奉納品―】
高野山壇上伽藍御社の本殿から発見された、御正体(みしょうたい)(鏡像・懸仏)、円形華鬘形(けまんがた)荘厳具、太刀、鉾(ほこ)などの多数の奉納品を、高野山開創1200年を記念して一挙初公開し、解説付き図版を限定2000部で制作しました。御社に関連する刀剣・絵画・書跡や、高野山の年中行事もあわせて、カラー図版でご紹介しています。
~霊宝館HPより引用
限定2000部ということだったので、売り切れていたらどうしようと思ったけれど、無事購入できました。
そしてもう一冊。
伽藍御影堂と弘法大師信仰
こちらの裏表紙がしびれる位、カッコよかったんで、ついつい購入してしまった。
今回は人の多さにちょっと辟易としてしまった部分もあるけれども、孔雀明王像が拝観出来てとても幸せな気分になれたことは確かなので、とても満足なのでした。
人があまり居ない時期に、じっくりとお伺いできたらな、と思った次第でございます。