脳天大神さまのところから、金峯山寺に戻ってきた。
蔵王堂は何時見ても素敵だなぁ、とホレボレしてしまった。
境内には、お稲荷さんが結構お祀りされていることに気が付く。
蔵王堂を後にして、参道のお土産物屋さんなどを覗きながら、フラフラと歩いていたらお寺を発見した。
今回の旅は、私にしては珍しく、事前にプランニングというものは一切しなかった。当初は高野山だけに行くつもりだったけれども、高野山の宿泊予約が一泊しか取れなかったので、奈良に二泊した後に高野山へ、と決めただけだった。
何処に行くかは、その日の感覚で決めようと思っていたのもあるし、実際旅に出るまでが、超忙しくて、プランニングしている暇が無かったというのが正直なところだった。けれども、こういう気ままな旅の方が、お導きを得るということに気が付いたりするのだった。
そしてお寺を発見した。
東南院
吉野について書かれた本やウエブサイトなどを見ると、
役行者の開基と伝えられる、1300年の歴史を持つ寺院。
本堂・多宝塔・庫裡・客殿からなり、鎌倉期の作と伝えられる大日如来・毘沙門天・不動明王などが祀られています。~吉野山観光協会HPより引用
ということで、かなり歴史のある寺院だということは分かっていたけれども、今回ここにお伺い出来たのも、ちょっとしたお導きなんではないかと、旅から戻って『人生には奇跡がある』を読んでいて思ったりした。
五條覚澄大僧正さまが東南院の多宝塔を手に入れたエピソードなどを読むと、やはり人間の力、だけではない、神様や仏様のお力というものが、いかに強力なものであるかということをうかがい知る事が出来るし、その多宝塔を今回の旅で拝見出来た、ということを、単なる偶然と言ってしまうのは、余りにも浅はかだと、、、
多宝塔
本堂
本堂前でお招きいただいた事に感謝して、お参りさせていただく。
そして社務所にお伺い、御朱印を頂戴した。
対応していただいた方に、堂内の拝観を願い出ると、快くOKしてもらえたので、堂内に入ってみた。(ここで写真を撮るようなヤボなことは、私は絶対しない)
中央には役行者さまがいらっしゃって、こちらの方を見据えていた。
お参りさせていただくと、目を見開いて、私を見ているような感覚に陥り、そして、お力をいただくことができたような気がした(と言ってお茶を濁しておこうー笑)