春日大社にお伺いした後は、東大寺か興福寺に行こうかと考えていたけれども、あまりの喧噪の中、フラフラとささやきの小径を歩いていた。
春日大社ってホントは良いところなのにねぇ、、、お伺いしたタイミングが悪かったみたい。
上の禰宜道を通り抜けると、新薬師寺への道案内を発見。
道案内に従って歩いていくと、新薬師寺に到着。
この前に立ったら、何故かとってもホッとしてしまったのだった。
入口で拝観料を支払い、御朱印を希望する際には入口で御朱印代を支払って、番号札を貰い、それを本堂内の納経所で渡して御朱印をいただくというシステムだった。
一歩境内に入ると、とても心地よい空間。
本堂
うわーすごく素敵な場所だぁ、と思った。
気がね、とても綺麗なんですよ、ここ。
鐘楼
龍王社
そして本堂に入って、最古最大の十二神将立像と御本尊の薬師如来様を拝観させていただく(本堂内は撮影禁止なので写真はナシです)
とても落ち着く空間で、GW中というのに、人もあまり居なくて(もちろん騒ぎ立てるようなマナーの悪い人は一人も居ない)、こういう場所を私は求めていたのよぉぉぉと、自分が犬だったら尻尾が千切れんばかりに喜んでいたんだろうと思う位、とても嬉しい気持ちになれた場所だった。
それぞれの眷属さんたちを見ていると、とても力をいただけたような気分になれた。
願い事を書いて自身の干支にあたる眷属さんの像のところに奉納するとご利益があるといわれているということで、私も願い事を書いて奉納させていただく。
そして納経所で御朱印をいただき、とても綺麗だった散華も頂戴した。
散華って、幸せを呼ぶものということで、今回の旅行では散華があるところでは出来るだけいただくようにしてみたりしたのだった(笑)
納経所で対応していただいた方も、とても優しい方で、こういう方に対応していただけると、それだけで良いところだと思ってしまう。
結局は、人なんだよね。
神社仏閣にしろ、何にしろ。
とても癒された気持ちで本堂を後にした。
薬師如来さまのご利益なのかしらん、なんて思いつつ(笑)
ちなみに新薬師寺でいただいたリーフレットには、薬師如来 十二請願というものが書かれていた。
薬師如来 十二請願
- 光明普照(自らの光で三千世界を照らし、あまねく衆生を悟りに導く。)
- 随意成弁(仏教七宝の一つである瑠璃の光を通じて仏性を目覚めさせる。)
- 施無尽仏(仏性を持つ者たちが悟りを得るために欲する、あらゆる物品を施す。)
- 安心大乗(世の外道を正し、衆生を仏道へと導く。)
- 具戒清浄(戒律を破ってしまった者をも戒律を守れるよう援ける。)
- 諸根具足(生まれつきの障碍・病気・身体的苦痛を癒やす。)
- 除病安楽(困窮や苦悩を除き払えるよう援ける。)
- 転女得仏(成仏するために男性への転生を望む女性を援ける。)
- 安心正見(一切の精神的苦痛や煩悩を浄化できるよう援ける。)
- 苦悩解脱(重圧に苦しむ衆生が解き放たれるべく援ける。)
- 飲食安楽(著しい餓えと渇きに晒された衆生の苦しみを取り除く。)
- 美衣満足(困窮して寒さや虫刺されに悩まされる衆生に衣類を施す。)
~Wikiより引用
新薬師寺のビデオが上映されているという案内が出ていたので、そちらに向かう。
そして靴を脱いで、ビデオを拝見する。
新薬師寺の知識がほとんど無かった私には、とても為になったビデオだった。
ビデオの中で、十二神将立像が造られた当初の色彩の鮮やかさが復元されたものなどが見られた。
綺麗なところは歩いているだけで、浄化されるような気分になるから好き。
地蔵堂
薬師如来さまにお会い出来て、すっかり心が和み、良い気分で新薬師寺を後にした。
いいところですよね。ほんとこちらは。