渋谷区というのは、何気に神社が多い。それに神社本庁もあるし、日本に2つしかない神道系大学の一つでもある國學院大學は渋谷にキャンパスがあったりする。
渋谷氷川神社が渋谷最古の神社ということを知り、お伺いしたいなぁと思っていた。今日たまたま恵比寿に用事があったので、調べてみたら丁度恵比寿と渋谷の真ん中あたりに鎮座していることが分かったので、恵比寿からてくてく歩いて行ってみました。
狛犬さんたち
横の参道から入ってしまったみたいだ(爆)
振り返ると、そこには渋谷区内にある神社とは思えない程、長い参道。
ご祭神は
- 素盞鳴尊さま
- 稲田姫命さま
- 大己貴尊さま
- 天照皇大神さま
でいらっしゃいます。
御由緒は
創始は非常に古く、慶長十年に記された「氷川大明神豊泉寺縁起」によると景行天皇の御代の皇子日本武尊東征の時、当地に素盞鳴尊を勧請したとある。境内には江戸郊外三大相撲の一つ金王相撲の相撲場の跡がある。
~東京神社庁 HPより引用
とのことです。
階段を上るとそこには、別の狛犬さんたち
手水舎
拝殿
階段を上ると、高台に位置していることもあって、風が通り抜けてとても良い空気感。
これが渋谷と恵比寿の間にある土地の空気だとは思えなかった。
透き通っているようなカンジ。
こちらにお招き頂いたことを感謝して参拝させて頂く。そしてその後社務所に行って御朱印を頂戴した。社務所では御年輩の女性の方に対応して頂いたのだけれど、今まで行った神社の中でベスト3に入るくらい、丁寧な対応をして頂き、こちらが恐縮してしまうほどだった。
有名神社の社務所の人の高飛車な対応に慣れているので、素敵な対応をして頂くと、本当に嬉しく感じてしまうのです(涙)
神楽殿
本殿敷地跡
境内社の秋葉神社
境内社の八幡神社
八幡社のお隣には、こんな歴史を感じさせるものが
境内社の稲荷神社
境内社の厳島神社
お昼時だったので、近隣のサラリーマンの姿をちらほら見かけた。
けれども、とても凛とした空気に包まれているせいか?浮ついたような参拝客は目にしない、とても良い神社だった。
石に触ればパワーが貰える、とか、木に抱き付けばパワーが貰える、といったようなミーハーな事が好きな人向けのパワースポットでは無いことは確かなんだけれど、ここは本当のパワースポットだと思うし、神社好きならば絶対好きになる神社だと思う。
神様いらっしゃいますしね。
参拝後、気になっていた土俵を見に行った。
氷川神社金王相撲跡
この氷川神社の創建は、区内でも古く、かつての下渋谷村、下豊沢村の鎮守社でした。そのころの祭日は、9月29日で当日は境内で相撲が行われ、その相撲場は今も残っています。
この行事を金王相撲といい、いつごろから始められたか明らかではありませんが、かなり古くから行われていたらしく、近郷はもちろん江戸の町からも見物人が集まり、凶年などには休業しようとしても見物人が集まるので、やむなく興行したといいます。
ここで相撲をとったのは、本職の江戸の力士ばかりではなく、近郷の若者も大勢参加し、江戸時代の村のレクリエーションの場となっていました。
渋谷区教育委員会
と書かれています。
本当に土俵です。許可なしに入ってはいけません、との警告が、日本語と英語であるのは渋谷にあるからなんでしょうね、と思いつつ
土俵の傍らには、滑り台などの遊具があったりして、何ともシュールな図だなぁ、と思ったりしたのでした(爆)
そして、渋谷氷川神社を後にして、すぐ近くの金王八幡宮へ向かったのでした。