日常生活を修行と例えるのならば

先週女子会なるもので、女子に人気があると言う、とある街に赴く。

私は世間様の流行には疎いものでして、この街に降り立つのは何時以来だろう?と思いながらも指定された店に向かうも、この街の独特の雰囲気がやはり苦手で、この女子会に参加したことをすこし後悔してしまった程だった。

そしてこれまた超久しぶりに某国の料理をしこたま食べた。

食べている時には余り気にしなかったのだけれども、食事会を終え、家に帰宅した時から異様に気分が悪くなり、翌日は余りの体調の悪さに仕事を休んでしまった程だった。

横になりながら、ネットでにんにく、アレルギーと調べると、にんにくに含まれるアリシンという成分がどうやら、私に悪さをしていたらしい。

自分から発せられる臭気に自分がやられてしまう、という摩訶不思議な現象に襲われつつ、如何に食べ物というものが心身に影響を与えるのかというのを、身をもって体験した出来事だった。

その後、数日、五葷と呼ばれる臭気を発する野菜や動物性たんぱく質を取ることを極力控えたおかげで、なんとか体調は戻ってきたのだけれども、あの独特の臭気がまだ胃の奥に潜んでいるような気がして、なんとなくスッキリしない。。。

自分が歳を取った故、消化能力が落ちた為の現象なのか、はたまた自己の浄化が進んだが故にそれらのものを受け付けなくなったのかは、はっきり言って良く分からないけれども(笑)今後は某国の料理は控えようと思った次第でして。

仏教は生臭い食べ物を嫌う、と言われている。

著書やネット上などで素敵な精進料理を披露して下さっている吉村 昇洋さんも、五葷については下記のように解説されていた。

五葷とも、五辛(ごしん)とも呼ばれる5種類の食べてはならない野菜。 実は、この5種類の組み合わせは国・時代・宗教・思想によって異なりますが、現在の永平寺で言われているのは “にんにく“ ”ねぎ“ ”玉ねぎ“ ”にら“ ”らっきょう“ の5つです。

その他に “はじかみ(山椒や生姜の古語) が含まれる場合もありますが、この2つは現在の永平寺でも使用されていますので、私も使用することにします。

それでは何故、これらの5種類の野菜は食してはいけないのでしょうか?

その最も大きな理由とは、性欲を刺激するせいだと言われています。 欲望を捨て去るのが仏道の根本なので、好んで性欲を刺激する必要がないため、わざわざ食しません。 また、これら五葷は極めて臭気が強く、修行の妨げになるからというのも一因のようです。

彼岸寺 HPより引用

禅寺の山門の脇には

不許葷酒入山門(葷酒の山門に入るを許さず)

の石柱がたっていることがある。

日常生活を修行と例えるのならば、やはりこれらのものは余り摂取しない方が良いのではないかと思った出来事でした。

ホント、ベジタリアン復活させようと思ったくらい、具合が悪くなっちゃったもんで(笑)

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