成田山新勝寺に到着する。
日曜日の真昼間ということもあって、参拝客の姿も多い。
成田山新勝寺 総門
総門を守られている狛犬さん達にもご挨拶して
仁王門へと歩みを進める。
手水で清めて
仁王門へと続く石段を登り、仁王門を守られている狛犬さん達にもご挨拶。
仁王門
その昔ながらの門の佇まいに、歴史というものをひしひしと感じてしまったりして。
歴史というと、学生の頃などは年号などを強制的に学ばされた、いわば自分とは関係の無い別世界の物語、のように感じていた部分が大きかった。
けれどもこうやって昔ながらの建築物などを目の当たりにすると、数々の時代を潜り抜けてきた重みというもの、そして、その時代を生きていた人々の気持ちなどを感じることが多い。
それこそ、若い頃は自分がこうやって生活しているのは、自分だけの力だけのような気になっていた部分が大きかったけれども、よくよく考えてみれば私にも御先祖様がいらっしゃり、その御先祖様が命を繋いで下さったからこそ、今、私はこうやって命を賜り、生きるということが出来ているのだと思わざるを得なかった。
まぁ、こんなことを思ってしまうのは、私も歳を重ねた証拠なのかと思いつつ。
仁王門を潜ると池があり、
亀のような石にお賽銭を投げている人々の姿を多く目にした。
そんな人々を横目に歩みを進める、これまた狛犬さんが居たのでご挨拶。
そして池の左側上部にお堂があることに気付く。
石段を登っていくと
こちらは倶利伽羅不動明王様がお祀りされているところだった。
こわれ不動堂
こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
辺りをよくよく見たら、こちらにも狛犬さんがいらっしゃったので、ご挨拶させていただいた。
そして石段を登ると、大きなお堂が目に飛び込んでくる。
成田山新勝寺 大本堂
これだけ参拝客が多いのにも関わらず、場の空気は全然乱れておらず、正直言ってびっくりしてしまった。
本当に清々しい場所だなぁと思いつつ、お線香を手向けさせていただいた。
今回成田山新勝寺にお伺いした最大の目的は、御護摩祈祷をしていただくことだった。
なので御本堂にお伺いして、ご挨拶だけさせていただき、御護摩受付所に向かって御護摩祈祷の申し込みをさせていただいた。
もう3月も半ばだというのに、私の他にも御護摩祈祷を申し込んでいる人は多かった。
それだけ霊験あらたかだと言う事は、成田山に関しては断言できる。
実際私も目の当たりにしなかったら、成田山にはお伺いしなかったと思う。詳細については誰もが読むブログなので書けないけれども、(そしてこう言っては失礼なのは重々承知の上で言うけれど→)何故千葉のはずれにあるお寺が初詣人出ランキング2位なのか、ということを考えれば答えは明白でしょうということで、御勘弁。
私が申し込んだ御護摩祈祷までは小一時間程あったので、その間に境内を散策してみる。
剣に絡まった龍がカッコよくて写真に収めてみたものの、逆光であまり良く分かりませんね、、、
石摺不動尊
鐘楼
12時丁度にこの鐘楼の鐘が鳴る場面に遭遇する。
お坊さんが鐘をついている姿を目にして、こちらは本当にきちんとしているお寺なんだということを改めて実感してしまったりして。
一切経堂
三重塔
そして護摩祈祷まではまだまだ時間があったので、境内を歩いて行くと、とても懐かしい雰囲気が漂ってきていることに気付いた。