瑠璃門を潜ると、そこには山中とは思えない程の立派なお堂が立ち並んでいた。
まず目に飛び込んできたのは書院。
書院
そして光明亭を横目に真っ直ぐ進んでいくと
僧堂が目に入る。
こちらが、禅寺だということをありありと感じさせるものがあった。
そして僧堂前にあった大香炉でお線香を手向けさせていただき、手水で清めた後に向かったのが本堂。
本堂
こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そして道なりに歩いて行くと金剛水堂が見えた。
金剛水堂
近くにあった石碑にはこう書かれていた。
「金剛水堂」
当山開創のとき 道了尊者は自ら井を堀り、土中深く一類の鉄印を得たがこれ当山の重宝、御金印である。この跡から清洌なる泉水が湧出し、以来六百年、衆人の活渇を救う金剛水と称して珍重される。
この霊泉を飲むものの諸病を癒すと伝えられているそうでして。
そしてコップも用意されていたので、コップに汲んでお水をいただいた。
気学の話では、今年は一白水気という年なので、水に力が宿る年だと言われているということ。そんなことを思い出しながら、清々しい土地でいただくお水はとても美味しく感じた。
そして開山堂へ。
開山堂
こちらは開祖了庵慧明禅師尊像等、歴代住持を祀っているところだと言う事。こちらにもお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
境内には先日降った雪がまだ残っているような状況だったけれども、却ってその残雪がこのお寺の雰囲気にマッチしているような気がしてしまった。
鐘楼
そのまま結界門方面に歩いて行こうかしらん?と思ったけれども、多宝塔が見えたのでこちらにもお参りさせていただくことにした。
多宝塔
石段を登ると狛犬さんたちがお出迎え。
そして手水が何とも私好みだった。
何故なら双頭の龍から水が出ているというところだったので。
後ろに回って思わず写真を撮ってしまったくらい(笑)
やっぱ龍は良いよね~なんて、自分の中での龍好きなミーハー魂がさく裂してしまった瞬間だった(爆)
そしてこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そのまま石段を降って行こうかと思ったけれども、左側にあった洗心之滝というところから、とても御神気を感じたので、そちらの方に向かってみた。
洗心之滝
こちらの滝の上に関東三十六不動の第二番の札所である不動堂があるのだけれども、こちらの洗心之滝には、なんと水神さまがいらっしゃったのだった。
小さな祠の中に、美しい女神像が見えた。
この一帯、洗心之滝ということでとても水を感じる場所であるのは確かなのだけれども、それ以上にこちらの神様の清らかさで、とても清浄な空気感を放っているように感じてしまった。
ある意味こちらで禊を済ませたような感覚になり、スッキリとした気分で結界門へと向かった。