私のブログの読者様はお優しい方が多いので、ネットや本だけでは知る事が出来ない有益な情報をお教え下さる方が多数いらっしゃる。
昨年にそんなブログの読者様よりメールを頂戴して、お勧めのお寺をご紹介いただいたので、いつか行ってみたいなぁと思っていたけれども、今回やっとお伺いすることが出来ました。
それは大雄山最乗寺。
私は不勉強なのでこちらのお寺の存在は存じ上げなかったのですが、こちらが本当にとても良いところでして、なおかつ衝撃を受けたお寺でございました。
こうやってお伺いすることが出来たのも何かのお導きなのだと感じつつ。。。
大雄山最乗寺は神奈川県南足柄市にある曹洞宗の寺院ということで、アクセスを調べてみたら小田原から電車とバスを乗り継いで行けば行けるということだった。
なので、新宿から小田急線に乗って小田原まで。そして伊豆箱根鉄道大雄山線と言う電車に乗り換えて
電車に揺られること20分程度で大雄山駅に到着した。
大雄山駅
駅には金太郎に関するものが沢山あり、流石金太郎のふるさとだわーなんて思ったりして。
そして大雄山駅からほど近いバス停から、バスに乗って最乗寺を目指す。
日曜日の真昼間だったけれども、乗客の姿は殆どおらず、それが私にはとてもありがたく感じてしまったりした。
その静かなバスの車窓から景色を眺めると、駅からほんのちょっと走っただけなのに、それこそ修行の地だという空気感がありありと伝わってきた。もうバスに乗っている最中からテンションが上がって、さぞかし素敵なところなのだろうと思ったりした。
そして大雄山駅からバスに揺られること10分程度で道了尊と言うバス停に到着。
そしてバスを降りると、それはもう別世界に入ってしまったかと思う位の清々しさだった。
バス停から降りてすぐだったけれども、この雰囲気だけで私はこのお寺がとても気に入ってしまった(本当にこちらをお教え下さった読者様、ありがとうございます!)
三門へと続く石段を登っているだけで癒される。
そして三門に到着した。
三門
参道には昔の講の人々が奉納した石碑などが立ち並び、その数の多さからこちらの霊験のあらたかさと信仰の厚さと言う事が、手に取るように伺えた訳でして。
そして本堂へ向かって歩いて行こうとしたら、呼ばれているような気がしたので、そちらに向かって歩いてみた。
坐禅石
明徳年間(1390) 了庵慧明禅師が曽我の竺土庵に閑居のとき 一羽の鷲が禅師の袈裟をつかんで飛び去り、当山中の大松の梢に掛けた。
禅師は袈裟を探して山中に入り、ついにこれを発見し、大松の近くの坐禅石上に端坐すると袈裟は梢から離れて禅師の肩にかかった。
この奇瑞によりこの地を佛法興隆の処と定めて、大雄山の開山を発願したものである。
と書かれていた。
こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく。
雰囲気的に脳天大神様が示現された場所に似ているなぁと思いながら。。。
神様や仏様が示現される場所というのは、凡人でも感じ取れる程の、張りつめたような緊張感が感じられるように思うのは私だけだろうか?
バス停から歩いて10分もしないうちにこれだけの場所があるということに驚きを隠せず、再び本堂へと向かう。
そして瑠璃門へと到着した。
瑠璃門
この門を潜った先には、一体どんな神様や仏様がいらっしゃるのだろうという溢れんばかりの期待に心躍らせながら、瑠璃門を潜った。